石垣島では珍しいうどん店「麺処粉人(こなんちゅ)八重乃涼(かぜ)」(石垣市登野城、TEL 0980-88-8446)が5月24日、店舗移転に伴いリニューアルオープンした。
店舗面積は21坪、座数は28席。ベージュと黒を基調とした店内は「飲食店は明るくなければいけない」という同店の門村研三社長の言葉通り、明るく涼しげな雰囲気。店名の「八重乃涼(かぜ)」は「涼」を「かぜ」と読ませる当て字だが、「冷たいうどん」を「涼」という字に例えたという。「粉人(こなんちゅ)」も門村さんが考えた造語。
メニューは、うどん9種類、ざるうどん5種類、ぶっかけ7種類。丼はミニ丼も用意している。中でも「ぶっかけ」は人気メニューで、大きなごぼう天が特徴の「ごぼう天」(700円)、「女性におすすめ」(同店)のヘルシーな「野菜天」(800円)、石垣ではなかなか見られない「あなご天」(820円)など。ミニ丼とのセットメニューは、ボリューム重視の地元客に人気が高いという。客層はリピーターが多いという。
太くボリューム感がある麺は、コシとのどごしが特徴。麺の材料やつゆの醤油などは、門村さんの故郷・北九州から取り寄せているという。
門村さんは「冷たいうどんがおすすめ。これを石垣から県外へ運んでいきたい。それを含めて『かぜ』という意味もある」と話している。「石垣で冷たい食べ物は少ないという印象。是非来店して食べてほしい」とも。
営業時間は11時~16時、18時~21時。年中無休。