暮らす・働く

「西表ミュージックフェスティバル」盛況-黒糖スイーツ合戦も

西表ミュージックフェスティバルが開催された

西表ミュージックフェスティバルが開催された

  • 0

  •  

 西表島・竹富町立交流センターで4月20日・21日の2日間、「Iriomote Music Festival(西表ミュージックフェスティバル) 2012」が開催された。

[広告]

 サトウキビの収穫祭として10年前に始まった同フェス。当初は音楽好きの仲間が集まりビーチで開催していたが、回を重ねるごとに規模が拡大。6年前から同会場に場所を移し、昨年からは商工会青年部との共催で開催している。西表島の豊かな自然や伝統、ニューカルチャーを紹介する文化交流イベントとして地域活性化を目指す。

 メーンステージでは「リノレオ」のメンバーらによるフラダンスショー、「ケンヤマルセイユオーケストラ」によるリズミカルな演奏のほか西表島船浮出身の池田卓さんやシンガー・ソングライターbirdさんらによる豪華なライブステージが繰り広げられた。

 ライブの合間にはビールやサーターアンダギーの早食い競争、初開催となる「黒糖スイーツ合戦」も行われた。スイーツ合戦には6組が島の黒糖を使った創作スイーツ10品を出品。会場審査の結果、美原婦人部の「アイスムーチー」が最優秀に選ばれた。黒糖アイスを餅で包んだスイーツで、屋宜加陽子部長は「80代のおばーたちと一緒に子どもにも食べられるムーチーをと考案した。これからも作っていきたい」と受賞の喜びと伝統の新しい形での継承に意欲を見せた。

 このほか芝生にはスケートボードや絵描きコーナーなど子どもの遊び場も設置され、ミニサッカー大会や星空観察会なども行われた。訪れた人たちは飲食ブースで腹ごしらえをしながら演目を楽しんだ。フリーマーケットに出店していた西表在住の女性(33)は「子どもも遊べて大自然を自由に走り回らせることができて良かった」と話していた。

 主催したIMF実行委員会の鈴木一慶さんは「機材とバーベキューセットだけを持参して開催していたころから、もう10年。ここまで来ると僕だけの意思でなく祭りが動いていると感じる。何よりもここに集まってくる人がすてき」と感慨深げに振り返り、「一年かけてまた地域の人にも楽しんでいただけるよう準備したい」と来年への抱負を語った。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース