4月22日に行われた「石垣島トライアスロン大会」で通訳ボランティアを務めたスタッフのアフターパーティー「トライアスロン通訳ボランティアぶがりのうし交流パーティー2012」が翌23日、ホテル日航八重山(石垣市大川)で開かれた。
大会当日や前後に外国語や手話を使って通訳を行った全国の地方自治体に勤務する9人の国際交流員(CIR)、CIRを受け入れたホストファミリー、市民ボランティアらが参加。石垣市の職員も会場に駆け付けた。
漢那政弘副市長は「本当にお疲れさまでした。皆さんのおかげで近年にない素晴らしい大会になった」とスタッフの労をねぎらい、企画部の吉村乗勝部長も「石垣市は国境の都市。世界に誇れる石垣島をつくれるよう国際感覚豊かな皆さんに力を借りながら、今後の原動力にしていきたい」と現在進めているまちづくりへの参加に期待を込めた。
余興の部では、市秘書広報課全員による創作ダンスやハワイ出身の鳥海ステファニーさんによるフラダンス、八重山のシンガー・ソングライター前花雄介さんによるバンド演奏、ニュージーランド人のデビット・テーラーさんによるピアノ演奏、大工裕裡さんによるドイツ民謡の紹介など国際色豊かな演目が繰り広げられた。同課職員と手話通訳者らによる「マミドーマ」(八重山に伝わる農耕踊り)やCIRメンバーらによるTVドラマの主題歌「マル・マル・モリ・モリ」ダンスでは、会場から手拍子やはやしが入るなど盛り上がりを見せた。
昨年に引き続き通訳班のまとめ役を担った石垣市CIRの鳥海さんは「昨年は通訳班でも言語通訳と手話通訳があまり交流できなかったが、今年はウエルカムパーティーから一緒にできた分、通訳チームとしての絆ができた。ボランティアの協力もあり、今年も無事終了することができて満足している」と話していた。