「チャレン児3DAY’Sウオーク石垣島」が4月28日から3日間行われ、小学校児童が石垣島一周(約100キロ)を歩き抜いた。主催は石垣市教育委員会。
同チャレンジは今年で2回目。市内8つの小学校から参加した3年生~6年生計30人(男子20人、女子10人)が宿泊しながらのウオーキングに挑戦した。
真栄里公園を出発し島を時計回りに巡るコース。1日目は曇り空の中、名蔵、崎枝半島、川平を通り富野小中学校までの42キロ。2日目は大雨に見舞われながら島の西側を北上し、明石小学校まで約20キロを歩いた。最後の3日目は快晴に恵まれ、島の東側を桃里、白保と35キロを南下。19時過ぎに出発点の真栄里公園に到着し、総行程97キロを踏破した。
真栄里公園では3日間会えなかった保護者がゴールを待ちわび、予定時刻を15分ほど遅れて児童たちが姿を現すと大きな拍手とハイタッチで出迎えた。
到着式では全行程を歩き抜いた12人に完歩賞、途中やむなく車を利用した18人に健歩賞が手渡された。賞状を受け取る際に足を引きずる子もいて、3日間の厳しさを感じさせる場面も。
最年少で完歩した白保小3年の迎里快嗣君は「3日間坂道などきついところもあったが、頑張って一周できたのでうれしかった」とあいさつ。
市教育委員会の前盛善治教育部長は「子どもたちは完歩に向けて果敢にチャレンジした。この経験を明日からの勉強、スポーツ、家庭での生活に生かし、友達にも体験を話してほしい」とその頑張りをたたえた。