石垣で幻の花「アオノリュウゼツラン」開花-植え付けから26年

(左)開花したアオノリュウゼツラン(右)近日開花予定

(左)開花したアオノリュウゼツラン(右)近日開花予定

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 石垣市民会館(浜崎町)敷地内で珍しい「アオノリュウゼツラン」が開花し話題となっている。1986(昭和61)年の開館と共に植えられたもの。

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 リュウゼツラン(竜舌蘭)はとげがある葉を竜の舌に見立て名付けられたと言われる。メキシコ原産の草で100年に一度だけ咲く「センチュリープラント」とも言われるが、実際には20年から30年で咲く。

 葉は1メートル程度だが「マスト」と呼ばれる直径20センチほどの茎が天に向かって一直線に伸び、高さ4メートルほどのところに花を咲かせる。花を間近で観賞することは難しい。花は一生に一度しか咲かず、開花した株は枯れてしまう1回結実性だが、枯死する寸前に子株を根元に作り子株を残す。

 同会館には25本が植えられており、現在開花中の1本のほかにもう1本が近日開花する見込み。主幹の与那嶺定さんは「敷地内のアオノリュウゼツランは過去に3回咲いたと聞く。今年は2本咲くので珍しいのでは」と話す。

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