石垣で「南の島の星空講演会」-コメットハンター・関さんが講演

「未知の星を求めて」というテーマで講演する関勉さん

「未知の星を求めて」というテーマで講演する関勉さん

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 「星の島・八重山」を内外にアピールすると同時に、市民にも八重山の星文化を広く知ってもらおうと「南の島の星空講演会」が9月16日、大川公民館(石垣市大川)で行われた。主催はNPO八重山星の会と国立天文台(VERA石垣島局、石垣島天文台)。

 講演会は、石垣市とともに2002年から開催している「南の島の星まつり」が台風の影響により中止となったため、別の形で何かできないかと同会と同天文台が企画したもの。

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 講演会では、波照間島出身で日本自然保護協会参与の島村修さんが「私と星空」と題し、幼少時代の思い出を交えながら星空とのエピソードを語った。「夜に釣りをするときは、昴の高度を見て潮時を確認していた。星が時計代わりだった」と島村さん。八重山の星にまつわる民話や方言での星の名称なども説明した。

 続いて、独学で天文学を学び、1965年に20世紀最大といわれる「池谷・関彗星」を発見したコメットハンター、関勉さんが「未知の星を求めて」というテーマで講演。関さんは「池谷・関彗星」の発見時のエピソードを語り、どのように新星を見つけるのかということを話した。「普段からものすごく熱心にやっているから、そういう奇跡がやってくるのだろうと思う」と関さん。「南にある石垣島は新星を発見するには非常にいい場所。石垣からすごい新星を発見する人を輩出してほしい」(同)と期待を込めた。

 関さんは2006年に完成した石垣島天文台にある105センチメートル光学赤外線望遠鏡「むりかぶし」(八重山の方言で群れ星を意味し、昴のことをいう)から名前をとり、自分が発見した小惑星に同名を名付けた。2007年3月には赤外線望遠鏡「むりかぶし」が小惑星「むりかぶし」の撮影に成功している。

 講演後、関さんに参加者から「UFOや地球外知的生命体などどう思いますか」という質問が投げかける一幕もあり、終始和やかなムードだった。そのほか八重山に伝わる北極星「ニヌファブシ」伝説の影絵も上映された。

八重山星の会石垣島天文台関勉さん

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