暮らす・働く 学ぶ・知る

石垣で美ら海自然観察会-市街地近くの海で地元民シュノーケリング

環境省主催「海の自然教室」

環境省主催「海の自然教室」

  • 0

  •  

 石垣で7月1日、シュノーケルをしながら生き物を観察する「美ら海自然観察会『海の自然教室』」が行われた。主催は環境省石垣自然保護官事務所。

[広告]

 参加者は16人で、小学生・保護者や社会人が参加した。観察場所は市街地から近い真栄里の海岸で、沖に向かって200メートル、幅50メートルの範囲で、潮が引いている時間帯に行った。

 同事務所の春口洋貴さんは「石垣島の海は、西表石垣国立公園に指定されており、テレビや写真で目にするサンゴ礁が身近な場所に広がっている。『海の熱帯林』とも呼ばれるサンゴ礁を頼りに、さまざまな生き物が生活している。観察会を通して、私たちとのつながり、地元の自然の素晴らしさを実感してもらえれば」と話す。

 参加者は、海に入る前にシュノーケルの使い方や安全確保について説明を受けた後、浮力確保と体を保護するためにウエットスーツを着用、海に入った。スタッフから、生物の名前や生態を教えてもらいながら観察すると、1時間半の予定があっという間に過ぎ、時間をオーバーして海との触れ合いを楽しんだ。

 石垣に移住して2年という一ノ瀬季生さんは「街のすぐそばに美しい自然があって驚いた。きれいなサンゴやソフトコーラル、ツノダシやクマノミもいた。昔と比べて海は汚れていると聞く。この島に住んでいる人間の一人として、今後は生活排水に注意して生活し、きれいな海を取り戻せれば」と感想を話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース