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八重山の子どもたちが琉球芸能実演家と共演する舞台「琉球芸能鑑賞会」

芸術監督らの指導を受けながら踊る八重山の子どもたち

芸術監督らの指導を受けながら踊る八重山の子どもたち

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 石垣市民会館(石垣市浜崎町)で12月に開催される「琉球芸能鑑賞会」のために琉球芸能実演家の指導を受ける八重山の子どもたちが11月12日・13日、国立劇場おきなわ芸術監督の指導を受けた。

唄三線と踊りを合わせる子どもたち

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 同舞台への取り組みは、沖縄県文化振興会の「平成29年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」の一環。8月に行われた「琉球芸能ワークショップ」を受講した子どもたちを対象に、琉球芸能実演家と共演から得られる舞台経験や、八重山芸能と琉球芸能の違いを体感し、芸能への理解を一層深める場として取り組まれている。

 同舞台に出演する子どもたちは、舞踊は琉舞藤の会の呉屋かなめ師範、唄三線は安冨祖流の花城秀樹師範から指導を受けているが、今回は舞台演出のために国立劇場おきなわの嘉数道彦芸術監督と沖縄県立芸大の阿嘉修准教授の指導を受けた。

 国内外の舞台でも活躍する呉屋さんは「数日間連続の稽古で子どもたちが上達するのが楽しみになっている。稽古の間が1~2週間空くと心配になるが、稽古では集中してくれる。子どもたちに負けないように頑張って沖縄の風を届けたい」と意気込む。

 舞台を主催する白保企画の横目博二さんは「稽古でも子どもたちの踊りと唄三線が合わさると感動する。八重山の子どもたちと一流の実演家たちとの共演をたくさんの人に見てほしい。子どもたちには舞台に対する心構えなどたくさんのことを先生方から学んでほしい。そして舞台で学んだことを八重山の芸能に生かしてほしい」と期待する。

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