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アートホテル石垣島1周年で「台湾」テーマにイベント 映画「海の彼方」上映とトークも

黄インイク監督作品「海の彼方」メインビジュアル

黄インイク監督作品「海の彼方」メインビジュアル

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 アートホテル石垣島(石垣市大川、TEL 0980-83-3311)で3月24日、ホテル日航八重山からのリブランド1周年を記念して台湾と八重山にフォーカスしたイベント「ART BOOK Vol.1」が始まった。琉球華僑総会八重山分会と八重山台湾親善交流協会が協力し、石垣市と石垣市教育委員会が後援する。

黄インイク監督

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 リブランド1周年を迎え、同ホテルでは地域に根ざした文化的アプローチを試みる活動を展開する今年、この試みを「ART BOOK」と名付けて展開。イベントのみならず地域・歴史・文化に関する「場・空間」「活動・運動」「媒体」を提供する。

 第1回は、石垣島を含む八重山地方と一番近い外国である「台湾」との交流をテーマに開催。早くも多くの人々が来館しにぎわいを見せている。

 台湾との友好の歴史は古く、その様子を知ることができるのが「台湾と八重山の交流パネル展」。八重山地方に入植した台湾の人々が築き上げてきた台湾文化やパイナップル産業などの歴史を紹介。ホテル内ロビー特設会場に展示している。入場無料。

 ビュッフェレストラン「アクアリス」では、ディナービュッフェとして「台湾グルメ祭り」を展開し、台湾の味を提供する。小籠包などの飲茶、魯肉飯や魯肉麺、青菜炒めなどの台湾料理をそろえるほか、タピオカミルクティー、エッグタルト、仙草ゼリーなどの台湾スイーツも人気があるという。料金は、大人=3,300円、中高生=2,200円、小学生=1,100円、幼児=500円。

 4月1日にはスペシャルイベントとして 台湾を代表する若手映画監督の黄インイク(黄胤毓・Huang Yin-Yu)監督の長編ドキュメンタリー作品「海の彼方」特別上映会とトークイベントを予定する。台湾が日本に統治されていた時代に沖縄に移り住んだ台湾移民をテーマにした作品で、時代に翻弄(ほんろう)された一家の3世代にわたる軌跡と家族愛、八重山台湾人の歴史を追う。

 黄監督は「多くの八重山の方々に見ていただけるのはありがたい。この作品が、台湾と八重山の人々との交流の一つになれば」と話す。現在、西表島で次回作を撮影中で、「八重山地方で生き続ける人々を描く3部作品の一つ。こちらも期待していただければ」と意気込みを見せる。

 併せて、琉球華僑総会八重山分会による勇壮な龍舞演舞、2本の弦を使って美しい音色を奏でる楽器「二胡」の上地エリサさんによる演奏会も行い、八重山と台湾との交流を深めるという。

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