プレスリリース

沖縄・コザ銀天街がアートで染まった一日--ミューラルフェス「WRAP UP OKINAWA 2025」開催レポート

リリース発行企業:WALL SHARE株式会社

情報提供:


「WRAP UP OKINAWA 2025」当日の様子。場所は、沖縄・コザ銀天街

2025年4月5日(土)、沖縄・コザ銀天街を舞台に、ストリートアートと地域カルチャーが融合するミューラルフェス「WRAP UP OKINAWA 2025」が開催され、会場は終日大きな盛り上がりを見せました。

アーティストと地域が一体となり、「子どもの未来をアートで包み込む」=「WRAP UP」をテーマに掲げ、今回で2回目の開催となる本フェス。国内外から集まったミューラルアーティスト6名による壁画制作を中心に、ダンスやラップ、DJ、ワークショップ、フードなど多彩なプログラムを展開しました。主催は、「Innovation from the WALL」をミッションに掲げるWALL SHARE株式会社(大阪市此花区、代表取締役:川添孝信)。そして本フェスは、三菱鉛筆株式会社が設立した一般財団法人 表現革新振興財団による特別協賛のもと、地元ミュージシャンやダンサー、飲食店、さらには来場者と共に作り上げた、まさに“まちを包む”一日となりました。


REKA(オーストラリア出身)@rekaone


KAC(広島出身)@kac_one

REKAの制作風景


HAMADARAKA(埼玉出身)@eruhamadaraka @emuhamadaraka

KIRIN(沖縄出身)@occho_co_choice_


SPEL(沖縄出身)@spel_uno

BEAVER(沖縄出身)@13eavers


ミューラル制作期間中(3月27日~4月4日)には、道ゆく人々が壁画の変化に足を止め、まちが日々“表現”で塗り替えられていく様子を目撃しました。沖縄やコザをモチーフにしたものや自身のスタイルを拡張させたものなど、アーティストは思い思いの作品をミューラルで表現。日本からは沖縄出身のBEAVER、KIRIN、SPEL、そして本土出身のHAMADARAKA、KACが参加しました。またInstagramから発信した「OPEN CALL/公募」では、58カ国2,275名からの応募があり、その中から選ばれたオーストラリア出身のアーティスト・REKAが初来日し、日本初作品を完成させました。初回開催の2022年に完成した作品に加えて、合計9作品のミューラルが本フェスにより沖縄に誕生しました。
ミューラルで地域社会の接点を描く--ワークショップやフード無料提供も
イベント当日は、アートを“観る”だけでなく、“参加する”機会として、三菱鉛筆株式会社との参加型ミューラルワークショップを開催。6m幅の巨大な壁面に、参加者全員で協力して一つのミューラルアートを制作しました。ミューラルアートのデザインを施した缶バッジや、キャンバスなどはフェスの想い出として子どもたちに提供されました。親子連れや若者たちが自らの手で壁に向かって色を重ねる姿は、地域に新しい風景を生み出していました。


子どもたちが自由に描いたミューラルワークショップ

地域の子どもたちとBEABERとKIRINとのコラボ作品に


POSCAを使って子どもたちが自由に描けるコーナーも

ミューラルワークショップの作品は、切り取ってキャンバス作品に


プログラムでは、沖縄県内を代表するダンススタジオ「FLOW」「GET DOWN CLUB」のダンサーたちがフェスを賑やかせてくれました。商店街をダンスホールに変えた、サイファー形式の「ダンスバトルサイファー / Who's the King & Queen of Dance Hall」では観客から歓声が上がりました。またDJブースでは県内外から集まったDJ陣や地元のラッパーが、音楽と地域、そしてミューラルが混じり合うピュアチャンプルーな空間を演出しました。

飲食ブースでは、県内の人気飲食店4店による特別メニューが、高校生以下の来場者に限定500食で無料提供されました。またcafe noorは、子どもサイズのTシャツ100着を無料提供をするなど、子どもたちにとっても楽しい遊び場となりました。沖縄そばやピザなど地元の味を味わいながら、銀天街の店舗にも自然と人の流れが生まれました。そしてフェスのラストは、沖縄を代表する楽器・三味線の演奏で静かに締めくくられました。


ダンスチーム約10組によるダンスパフォーマンス

パフォーマンスを見守る観客たち


子どもたちには限定500食の無料チケットが配られた

地元の飲食店により、沖縄そばやピザが提供された

“表現”がまちの未来を動かす
戦後のアメリカ文化の影響を色濃く残し、独自のカルチャーを育んできた、沖縄市コザ十字路にある商店街「銀天街」。近年この地域は、知る人ぞ知るディープなエリアとして、近年は観光復興の文脈でも再注目されつつあります。

銀天街には広々とした歩道があり、無数の壁が点在しているため、ミューラルに最適なキャンバスを備えています。商店街内同士のつながりも強く、いくつかの新しい拠点では地域活性化の動きも起こっています。アートやカルチャーの発信地としてのポテンシャルを秘めた、都市部にはない魅力を持っています。

“壁”はただのキャンバスでなく、人と人、人とまち、過去と未来をつなぐ“表現”の場。本フェスを通して、「アートを通じた地域の活性化」に向けた一歩にするべく、活動を継続していきたいと考えています。


左から、一般財団法人 表現革新振興財団・代表理事 数原滋彦、WALL SHARE株式会社・代表取締役 川添孝信、アーティストのHAMADARAKA・有園絵瑠 / 有園絵夢

地域の店舗に貼られた「WRAP UP OKINAWA 2025」のポスター

【開催概要】
WRAP UP OKINAWA 2025
開催日:2025年4月5日(土)11時~20時
会場:沖縄・銀天街(沖縄市照屋11)
主催:WALL SHARE株式会社
特別協賛:一般財団法人 表現革新振興財団(三菱鉛筆株式会社)
協力:D.D.S(沖縄出身ラッパー)、特定非営利活動法人 SORATO
参加ミューラルアーティスト:REKA、BEAVER、HAMADARAKA、KAC、KIRIN、SPEL

? イベントコンテンツ
ミューラルアートワークショップ(三菱鉛筆株式会社)
DJプレイ & ライブパフォーマンス(DJ JIN、DJ U-KEY、石垣吉道、忠/三味線)
KIDSダンスショーケース(DANCE STUDIO FLOW、GET DOWN CLUB、KOJI、CGEO、MI-TO)
フードブース & 地元飲食店コラボ出店(自家製生麺ちょーでーぐぁ、麺屋KEIJIRO、PIZZARIA PORTO、cafe NOOR)
【アーティスト紹介】
REKA |オーストラリア出身
ヨーロッパを拠点に活動する、オーストラリア出身の現代美術家であり、ヨーロッパ在住の壁画家。過去20年にわたる彼の芸術的キャリアの中で、レカのスタイルの発展と進化は、キュビスム、ミッドセンチュリーモダニズム、バウハウス、シュルレアリスムといったムーブメントに触発されてきた。
https://www.instagram.com/rekaone/

BEAVER|沖縄出身
沖縄出身で2002年頃からGRAFFITI ARTを始め、現在では大好きな海、川、魚とGRAFFITI ARTの融合をした作品を作成、展示、壁画作成、オリジナルデザイン作成などを行っている。
https://www.instagram.com/13eavers/

HAMADARAKA|埼玉出身
有園絵瑠 / 有園絵夢
絵描き。夢、温度、湿度、記憶に残った図像、言葉の響き、ノイズなど、身の回りに存在する存在をとらえ、「あり得ない生き物や時間が混合する事によって生み出される楽園」「この世とユートピアの間に存在する世界」をテーマに、様々なツールを使い表現する。国内での個展、グループ展に参加。
https://www.instagram.com/eruhamadaraka/
https://www.instagram.com/emuhamadaraka/

KAC|広島出身
広島県生まれ、兵庫県在住のミューラルアーティスト。キャラクターを得意とし、閃めきとキレのあるスプレー缶コントロールを武器にその手から勢い良く生まれるラインは奇想天外な世界観を持って壁に現われる。近年では多数のミューラルフェス、アートフェスに参加。
https://www.instagram.com/kac_one/

KIRIN|沖縄出身
沖縄出身。ストリートの落書きに影響を受け1999年より絵を描き始める。オリジナルキャラクターのキリンをモチーフにし、自身のルーツである沖縄の大自然より影響を受け色鮮やかな色彩をArt Workへ反映する作品が特徴的。
https://www.instagram.com/_occho_co_choice_/

SPEL|沖縄出身
沖縄生まれ、那覇市育ち。2005年から沖縄を拠点にグラフィティライターとして活動をスタート。現在は大阪でART活動をしながらTATTOOアーティストとしても活動中。
https://www.instagram.com/spel_uno/


?ミューラル(MURAL)とは
日本語で「壁画」という意味で、ストリートアートの一種です。海外では、まちづくりや企業活動において活用されるケースが数多くありますが、日本ではまだ馴染みの薄いカルチャーです。一方海外では、ミューラルが盛んなエリアも多数あり、一つの芸術の形態として確立をしており、数多くのアーティストが活躍をしています。

?WALL SHAREの活動
「Innovation from the WALL」をミッションに、ミューラルのプロデュース事業を行う。2020年の創業から手掛けたミューラルは、200作品に到達。「人とアートが繋がるきっかけを圧倒的につくる」ことを目指し、日本では珍しいミューラルに特化した企業として取り組んでいる。


【WALL SHARE株式会社】
社  名  WALL SHARE株式会社
代  表  川添 孝信
本  社  大阪府大阪市此花区梅香1丁目17-10
設  立  2020年4月15日
URL    https://www.wallshare-inc.com/
Instagram @wallshare
X(旧Twitter) @wallshare

【一般財団法人 表現革新振興財団】
社  名  一般財団法人 表現革新振興財団
代  表  数原 滋彦
本  社  東京都品川区東大井五丁目23番37号
URL    https://hece-foundation.com/

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