NPO法人LARGO （本社：沖縄県沖縄市、理事長：田中 圭周）は、2025年1月1日に就労継続支援B型事業所「LARGO（ラルゴ）沖縄」（所在地：沖縄県沖縄市、以下「LARGO」）を開所いたします。


- 「LARGO沖縄」施設概要




施設名：就労継続支援B型事業所 LARGO沖縄
所在地：沖縄県沖縄市比屋根3-12-21

電話：050-8889-3410
FAX：050-3101-4435

公式サイト：https://npo-largo.org/
公式Instagram：https://www.instagram.com/keep_largo

お問い合わせは公式サイト「お問い合わせページ」からも受け付けております。
お問い合わせページ：https://npo-largo.org/contact/
- LARGO設立のきっかけ

理事長の田中は大学病院で精神保健福祉士として約5年間、精神的な障がいを持った方の社会復帰を支援してきました。

病院という場で日本の福祉を見つめる中で、LARGOを設立するきっかけになったのは、ふと浮かんだひとつの疑問でした。

それは、「私自身が障がいを抱え、福祉施設のサポートが必要になったとき、いわゆる『福祉っぽい』施設に抵抗なく通えるだろうか」ということ。

福祉施設の体裁や雰囲気が画一化してしまっているからこそ、利用者の方の自尊心を重んじ、心から通いたいと思ってもらえるような施設の存在が必要だと感じたのです。

名前の由来は「ゆっくりと、豊かに」という意味の音楽用語。
障がいを抱えた方々が「ゆっくりと、豊かに」なりたい自分を目指してほしいという思いで、施設を作ることにしました。

- 施設の特徴

・科学的根拠に基づいた支援
業界では基本的にエビデンスありきの治療が行われる一方、福祉の現場においては経験で支援をする方々や、経験がない方々が支援している現状があります。そのため、根拠に基づいた支援を行う地盤はまだ醸成されていないといえます。

そうした現状を踏まえ、LARGOでは精神に障がいを持った方の就労支援について大学院で研究してきた田中の経験を活かし、国家資格者などの有資格者で構成されたチームで多面的な支援や施策を行う予定です。

ご本人やご家族の不安を解消し、納得していただけるような支援を提供するため、科学的根拠と感情的側面から適切なアプローチを行います。

そして、流行り廃りの福祉ではなく、「すべての人の物心両面の幸福を追求すると同時に、福祉の進歩発展に貢献すること」を理念に新たな福祉文化を地域の方々と共創していく所存です。

・ひとりひとりに合ったオーダーメイドの支援
LARGOには各種資格を持った職員が多数在籍しており、ご本人やご家族のご要望に合わせて柔軟にサポートを行うための体制が整っております。

必要な支援は三者三様で、画一化された福祉事業者だけではカバーしきれない部分があります。それを知っているからこそ、私たちはひとりひとりの考えや自尊心を第一に、最適な支援策のご提案をしてまいります。

LARGOでは、基本的にコーヒーの製造に携わっていただく予定です。
コーヒーを販売できるようになるまでにはさまざまな工程を踏む必要があるため、ご本人の特性や希望に合わせて作業内容を柔軟に選択していただけます。

また、週3日以上通える方を求めている就労継続支援B型事業所が多い中、週1回1時間から受け入れを行っているのも特徴です。

交通費や昼食代をご負担いただく必要もないため、精神的・金銭的負担なく気軽に通っていただけます。

- 理事長コメント

人は障害の有無に関わらず、夢や希望を抱えながら歩んでいくものです。
障害を抱えた人は、夢や希望を抱えながらもあきらめたり、自信をなくしてしまっている人が多くいます。

LARGOでは障害のある人も夢や希望を抱えながら自尊心を大切に、自分自身に自信を持って主体的に人生を歩んでほしいと思っています。



障害を抱えた人は、自分の考えなどを表現することが苦手な方もいます。そのため、仕事の場面においては、言われたことが理解できず、仕事ができない人とレッテルを貼られてしまうことが多くあります。

障害を抱えた方々は繊細な心を持っています。
私たちは障害を抱えた方々の心や人生に寄り添い、その人の自尊心を大切に、自分の人生において主体的に生きることができるようにすることが、私たちの使命です。

また、障害を抱えた方々の問題は、他人事ではなく、私達自身の問題でもあります。
どんな障害を抱えていたとしても、地域で安心して生きていける共生社会を目指します。

NPO法人LARGO
理事長　田中圭周