プレスリリース

地域の医療機関との連携で、地方と都市の医療格差を解決する「Central ART Lab」沖縄県初となる名護市の施設「みちこ女性クリニック」と2月より連携開始

リリース発行企業:医療法人 浅田レディースクリニック

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 不妊治療専門のクリニック 医療法人浅田レディースクリニック(本社:愛知県名古屋市、理事長:浅田 義正)は、浅田レディース品川クリニックにて不妊治療中の患者様の通院にかかる時間的・精神的負担を軽減するべく、2024年より地域の医療機関との連携で、職場や自宅から近い医療機関での一部治療を可能にする「Central ART Lab」構想を開始し、関東及び東北地方を中心に、18施設と連携を拡大してきました。そして、2月より沖縄県名護市の「みちこ女性クリニック」に賛同いただき、沖縄県で初となる連携が決定しましたことをお知らせいたします。

生殖補助医療技術における課題は、地域での医療格差
 体外で受精させる技術であるART(生殖補助医療技術)の登録施設は、東京都のみで100を超える一方、東北や九州などをはじめとする地方地域では、各県で10施設に満たないという医療格差が大きい現状があり*1、医療機関が少ない地方から遠方までの通院を余儀なくされている現状があります。
 また、沖縄県における不妊治療の現状は、他の地方と同様に不妊治療施設の不足から、患者様に大きな負担がかかってしまっているといった課題を抱えています。現在、顕微授精が可能な医療施設は県内にわずか5つしか存在しておらず*1、その大半が南部地域に集中しています。このため、北部地域にお住まいの患者様にとっては、長距離の通院が大きな負担となり、不妊治療を断念せざるを得ないケースも少なくありません。
*1出典:公益社団法人 日本産科婦人科学会「施設一覧」:https://jsog.members-web.com/hp/search_facility

より高度な生殖医療の提供を可能にする「Central ART Lab」
 「Central ART Lab」構想は、地域の病院・診療所・クリニックなどと浅田レディースクリニックが連携をとり、採卵を行うまでの注射・エコー・採血・検査は連携先の医療機関で行い、採卵・受精操作・受精卵凍結・胚移植・凍結保存管理など、より専門性と技術性を伴う治療は世界最高水準の培養室設備と培養技術を有する浅田レディース品川クリニックで行うシステムです。
 「Central ART Lab」を導入することで、通院が足かせとなり希望している治療を受けられないなど、課題を抱えている方々の通院負担を軽減できるだけでなく、胚培養士の確保難や培養室の維持管理のハードルの高さから、高度生殖医療の提供を断念していた地域の医療機関も、連携することで自施設主体の高度生殖医療提供が可能になるなどメリットがあります。





「みちこ女性クリニック」と連携施設に至った背景
沖縄県内には十分な不妊治療施設が少ないことから、県内に住みながら都内の医療機関へ遠方通院される患者様もいらっしゃいます。実際に、浅田レディース品川クリニックへ通院されていた名護市在住の患者様から、「Central ART Lab」の仕組みを活用し、沖縄でも同様のサービスを受けたいとのご要望をいただきました。この声を受け、当院はみちこ女性クリニックと連携を検討し、患者様が地元での診療を継続しながら、採卵や胚移植などの高度な治療を当院で受けられる体制を整えることとなりました。この連携により、沖縄県内でも質の高い不妊治療サービスを身近に受けられる環境が整い、遠方への通院負担が大幅に軽減されることを確信しています。
 浅田レディース品川クリニックは、引き続き賛同いただける医療施設を募集し、さらに連携施設を増やしていくことで、より多くの患者様に高度な生殖医療を提供してまいります。

みちこ女性クリニック■住所: 沖縄県名護市田井等774番地
■電話: 0980-43-8770
■公式ホームページ:https://michikoladysclinic.com/index.html







「みちこ女性クリニック 和田美智子院長からのコメント」
 4年間名護で働き、人の温かみのある住みよい街だと感じています。人口が増えている街でもあります。しかし、沖縄北部地域には一般産婦人科医院が少なく、患者様が受診したいときに病院側がすぐに対応できず、受診までの待ち時間の長さが深刻で受診を諦める方がいる状況を見てきましたのでこの地で開業いたしました。不妊治療についても同様に、北部地域で実施している施設は少なく、一般不妊治療から南部地域にある不妊治療施設へ通院が必要であり、通院負担がある現状でした。そのため、当院では人工授精までの一般不妊治療も行っております。
 今回の連携は、沖縄県における高度生殖医療を提供する手段として、県内における不妊治療を大きく前進させる一歩になると考えております。当院は、今回の連携を機に、沖縄県北部地域における不妊治療の選択肢を拡大し、地域課題の解消も行い、患者様一人ひとりに寄り添った質の高い医療を提供できるよう、スタッフ一同努めてまいります。

■浅田レディースクリニックについて
「奇跡ではない 感動の妊娠との出会いをあなたに」をスローガンに不妊治療により患者の皆様を幸せにすることを目標とする不妊治療専門のクリニック医療法人浅田レディースクリニック。国内で有数の顕微授精の実績があり、最先端の不妊治療を受けることが可能です。ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)の生殖医療専門家グループから報告されたクリアすべき正常受精率が65%のところ、浅田レディースクリニックでは、80%以上。経過ではなく結果にこだわる治療を行っています。
当クリニック3施設は、日本生殖医学会生殖医療専門医制度研修施設に認定されています。
2011年 浅田レディース名古屋駅前クリニック 認定
2018年 浅田レディース勝川クリニック 認定
2021年 浅田レディース品川クリニック 認定
公式HP:https://ivf-asada.jp/





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