2025年3月9日、観光客の移動課題を解決する新サービス『RedCaps』が沖縄県石垣島にて開始されます。増加する訪日観光客のニーズに対応し、「手ぶらで快適な観光」を実現することで、地元住民の交通負担軽減と観光消費の拡大を目指します。
本サービスは、観光客の手荷物を空港からホテル・宿泊施設へシームレスに配送し、移動の自由度を高める仕組みです。荷物を持たずに観光を楽しめることで、観光地の回遊性が向上し、地域経済の活性化にも貢献します。また、自治体や交通事業者との連携により、観光客と地元住民の交通混雑問題を同時に解決する、新しい観光インフラとしての役割も担います。
RedCaps-石垣島
観光の新時代を切り開く『RedCaps』の特長
1. 観光地の交通混雑緩和と地域住民の負担軽減
- 手荷物配送により観光客の移動がスムーズに
- 地域住民の移動負担を軽減し、公共交通の混雑を解消
- 荷物レスで移動の選択肢が拡大し、マイクロモビリティ等の利用促進
2. 観光消費の拡大と地域経済の活性化
- 荷物を持たずに観光できるため、観光・滞在時間が延長し、消費額が増加
- 空港から直接観光スポットへ向かうことで、観光地の回遊性が向上
- 観光体験の向上により、地域におけるリピーターの増加や口コミ効果が期待
3. 旅行者の利便性向上:スムーズな手ぶら移動
- 空港や宿泊施設での荷物受け渡しが可能
- チェックインと同時に荷物を受け取れるシームレスな配送
- 帰路では空港から自宅への荷物配送も対応予定
- オンライン予約・空港カウンター受付
- キャッシュレス決済(各種クレジットカード、電子決済、QR決済・国外電子決済対応)
RedCaps ロゴマーク
導入による具体的な効果
本サービス導入により、以下のような効果が期待されています。
- 観光客の移動時間が平均30%短縮(当社試算)
- 観光消費額の増加(観光時間の増加に伴い、1人あたりの消費額が平均15%~25%向上見込み)
- 公共交通の輸送効率向上(荷物を持たないことで、通常の乗車率と運搬効率が向上)
- 環境負荷の軽減(自動車等の利用の抑制や電動マイクロモビリティの活用によりCO2排出削減)
サービス内容と料金
- 空港 → 宿泊施設 1,980円~
- 宿泊施設 → 空港 2,200円~
- 宿泊施設 → 宿泊施設 1,980円~
- 大型荷物 2,530円~
- 自転車配送 4,180円~
所在地:新石垣空港国内線ターミナル1階中央
配送可能エリア:石垣島全域
受け渡し拠点:新石垣空港ターミナルカウンター、各宿泊施設
事前予約:公式WEBサイト(https://redcaps.jp)よりオンライン予約決済可能
公式サイト メインビジュアル
導入背景と自治体・企業との連携
石垣島では、年間約150万人の観光客が訪れ、2025年春以降、国際線の開通や台湾とのフェリー定期就航により、さらなる観光客増加が見込まれています。一方で、観光客の増加に伴い、公共交通の混雑やタクシー不足、観光地までの移動ストレスといった課題が深刻化しています。
このような状況を受け、『RedCaps』は沖縄県・石垣市・竹富町などの自治体、マイクロモビリティ事業者、貨物運送事業者、航空会社と連携し、観光と移動の課題を包括的に解決するためのプロジェクトとして始動しました。
南ぬ島石垣空港国内線ターミナル
今後の展開
本サービスは、石垣島での成功事例をもとに、全国の観光都市へ展開予定です。現在、以下の都市での導入を計画しています。
? 導入予定都市
那覇市、長崎市、宮崎市、高知市、広島市、出雲市、神戸市、京都府、大阪府、名古屋市、箱根町、横浜市、富山市、金沢市、仙台市、盛岡市、札幌市
また、大型クルーズ船の就航港での展開や、インバウンド観光の増加が見込まれる都市での導入も視野に入れています。