国際生物多様性の日 2025年5月22日
沖縄の海岸をみんなでクリーンにしよう!
国際生物多様性の日は、毎年5月22日前後の任意の日に、生物との共生を考え行動を起こす日として国連の国際デーに登録された日です。(https://www.env.go.jp/press/press_04787.html)本年のテーマは「"Harmony with nature and sustainable development"(自然との共生、持続可能な未来へ!)」です。
読谷村を拠点に活動する海洋保全のボランティア団体OCPAは、毎月ビーチクリーンイベントを行っていますが、5月はこの日に合わせ、ウミガメはなぜ絶滅危惧種となってしまったのか、今わたしたちになにができるか、をテーマに、参加者の方々と共にビーチクリーンをします。
沖縄の青い海の中でのウミガメとの出会いは、ダイバーやシュノーケルを楽しむ観光客にとっても魅力の一つです。人間が地球に生まれるよりずっと昔からウミガメは存在していたのですが、乱獲や環境の悪化により今日は絶滅危惧種です。しかしながら、世界に7種存在するウミガメのうち3種がまだ沖縄県の浜で産卵し、命をつないでいます。いかに沖縄の海が貴重な素晴らしい場所であるかを私たちは活動を通して改めて学んでおり、この豊かな海を次世代に残すことは、私たちの責任と感じています。そのためには、日々の私たち自身の活動も重要ですが、何より地元の多くの方の意識・関心を高めていくことが大切です。
今回のビーチクリーンは、恩納村谷茶海岸でおこないます。ここは、ウミガメの産卵浜でもあり、もう産卵シーズンは始まっています。(シーズンは夏季)ホテルなどの観光開発の手を免れている、沖縄本島中部にわずかに残る自然の浜です。
プラスチックによる海洋汚染の影響は、世界中でも深刻化してきています。すぐにでも生態系に取り込まれてしまう発泡スチロールや、プラスチックゴミを中心に収集して、マイクロプラスチックとなる前に拾う意味も説明していきます。
一人でも多くの方に関心をもたれるよう、このイベントについての報道や伝達にお力添えいただければ幸甚です。
沖縄の美しい海、そこに生きるかけがえのないいのちを子供たちに引き継げるよう、私たちは海洋保全活動を続けていきますので、今後の情報は、ウェブサイトやSMSなどぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/YomitanBeach, https://www.instagram.com/yomitan_beach_clean_network/
OCPAは、沖縄県読谷村で絶滅危惧種であるウミガメの保護活動をきっかけに2021年に設立されたボランティア団体。読谷村を拠点に、ウミガメの保護、ビーチクリーン、水中の廃棄漁網やゴミの清掃、環境に優しいレスポンシブルツーリズムの提唱、交渉、学習教育イベントなど、海の環境を守る多方面での活動を行なっています。https://okinawaprotect.org/
OCPAは、環境省の「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しよう、とする目標の賛同メンバーです。
OCPA(Okinawa Coastal Protection Alliance) 一般社団法人 沖縄沿海保全同友会
沖縄県中頭郡読谷村瀬名波640-1
広報メディア担当 新井美和
Email miwa@okinawaprotect.org
Tel 070-3763-3862