沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)では、5月23 日(金)から「新収蔵品展 令和6 年度収蔵資料」を開催しております。
本展では、令和6 年度に寄贈・収集・購入・移管・修理された資料を、展示活動などを通して広くご紹介し、資料の価値や魅力を多くの方に親しんでいただくことを目指します。昨年度も、多数の貴重な資料が寄贈され、収集・購入分も含めて164 件(19,203 点)にのぼります。
展示には、記録上琉球王国最古の絵師である自了の「野國馬の図」や、民俗学者である柳田國男氏の所有していた「崇元寺下馬碑(拓本)」など、見応えのある品々がそろいます。
自了 作「野國馬の図」琉球王国時代の絵師として記録が残る一番古い人物である自了が描いた馬の図です。現存数が極めて少なく、落款が確認されていたのはこれまで1例のみでしたが、本作は2例目として確認されました。元々は琉球国王・尚家に伝わっており、伝来も確かで年代もわかる大変貴重な資料です。