プレスリリース

【Paykeインバウンド商品視聴率分析】大谷翔平選手PR効果で「あの商品」がイベントと連動して成長

リリース発行企業:株式会社 Payke

情報提供:

株式会社Payke(ペイク、本社:沖縄県那覇市、代表取締役:古田奎輔、以下「Payke」)は、提供する訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke」内のスキャンデータをもとに、2024年1月から2025年10月におけるインバウンド消費における「お~いお茶」(株式会社伊藤園)の需要動向を独自に分析しました。

本分析では、大谷翔平選手の世界的な活躍がインバウンドの消費関連行動にどのような影響を与えているかを調査するため、「お~いお茶」を中心に調査を実施。比較のため競合ブランド(サントリー「伊右衛門」、日本コカ・コーラ「綾鷹」)のデータも分析したところ、「お~いお茶」だけでなく、競合ブランドも大きく成長していることが判明しました
特に「お~いお茶」は、PR活動のタイミング(ボトル発売、ワールドシリーズ、MLB東京シリーズなど)と商品視聴率の急増が明確に連動していることが確認されました。一方、競合ブランドも大きく成長しており、月によっては一時的なスパイクが見られることもあります。今後、より継続的な調査や深掘り分析を行うことで、各ブランドの成長パターン(イベント連動型の成長と一時的なスパイクの違いなど)をより明確にできる可能性があります。




調査結果の主要なポイント
- PR活動と明確に連動: 「お~いお茶」の商品視聴率の急増ポイント(2024年7月、10月、2025年3月~4月)が大谷選手のPRイベント(限定ボトル発売、ワールドシリーズ、MLB東京シリーズ)と時期が一致。
- 市場全体も成長: 調査過程で判明した競合ブランドも大きく成長(伊右衛門:約2.5倍、綾鷹:約2.6倍)。月によっては競合ブランドが一時的に「お~いお茶」に肉薄する月もあり、今後より深掘りした調査を行うことで、各ブランドの成長パターンやPR活動の効果をより正確に評価できる可能性がある。
- パッケージ効果が重要: 契約発表時よりもボトル発売時の方が商品視聴率の上昇が明確で、商品パッケージへの大谷選手の掲載が直接的なトリガーとなった可能性。
- イベント連動で最大の効果: 2025年3月のMLB東京シリーズ開催時には前月比+28.7%の急増を記録。

調査方法の説明
Paykeは、商品のバーコードをスキャンするだけで、商品情報を7言語で表示できるアプリです。バーコードをスキャンするには商品を手に取る必要があるため、スキャン数は実際に商品を手に取ったユーザーの数を示します。本リリースで使用する「商品視聴率」は、このスキャン数を元にした指標です。今回、2024年1月から2025年10月までの期間において、「お~いお茶」「伊右衛門」「綾鷹」の3ブランドの商品視聴率を月次で比較し、PR活動や市場環境の変化が商品視聴率に与えた影響を分析しました。
- 調査対象期間:2024年1月1日~2025年10月31日
- 調査方法:Paykeアプリ内のスキャンデータを分析
- 対象ブランド:お~いお茶(株式会社伊藤園)、伊右衛門(サントリー)、綾鷹(日本コカ・コーラ)
- データ出典:Paykeスキャンデータ

調査結果の詳細
※分析における要因分析や解釈は、データの相関関係に基づく仮説であり、因果関係を証明するものではありません。なお、Paykeでは訪日外国人ユーザーに直接アンケート調査を実施することが可能なため、より詳細な原因分析や検証も実施可能です。
商品視聴率推移の主要ポイント

※インデックス値は、2024年1月の綾鷹の商品視聴率を100として算出しています

【PR活動と商品視聴率の相関分析】
2024年7月の急増(+12.2%)
- 2024年7月に第1弾「大谷翔平ボトル」が発売開始され、店頭に大谷選手の写真入りボトルが並び始めた時期と商品視聴率の急増が一致しています。このことから、「物理的に商品に大谷選手が描かれていること」が商品視聴行動の直接的なトリガーとなったと推測されます。
2024年10月の爆発的急増(+32.2%)
- ドジャースがワールドシリーズ進出・優勝したことで、世界的な注目が集まった時期と商品視聴率の急増が一致しています。このことから、訪日客(特に北米・アジア)の関心が高まったことが商品視聴率の増加に寄与したと考えられます。
2025年3月の最大級急増(+28.7%)
- 1月21日に伊藤園がMLBおよびドジャースとパートナーシップ契約を締結。さらに3月3日に第2弾「大谷翔平ボトル(ユニフォーム姿)」が発売され、3月18-19日にMLB東京シリーズ(ドジャース戦)が開催された時期と商品視聴率の急増が一致しています。このことから、観戦に訪れた北米・アジアの野球ファンが、記念品としてボトルを購入・視聴した可能性や、東京ドーム周辺での大規模な広告展開が相乗効果を生んだと見られます。
【競合ブランドとの比較分析】
サントリー「伊右衛門」の動向
- 2024年3月に発売20周年を記念した大規模な本体リニューアルを実施し、4月に商品視聴率が434.5へ突出し、「お~いお茶」に肉薄しました。5月以降に数値が戻っていることから、継続的なインバウンド需要の底上げには至っていないと推測されます。
日本コカ・コーラ「綾鷹」の動向
- 2024年1月の商品視聴率100から、2024年中盤以降は193.9~242.4のレンジで安定していますが、「お~いお茶」のような爆発的なスパイクは見られません。2024年4月に7年ぶりのフルリニューアルを実施し、2024年1月にはアニメ『SPY×FAMILY』とのコラボキャンペーンを実施しましたが、大谷選手ほどのインパクトは確認できませんでした。
【外部環境要因の分析】
季節性と訪日客数
- 桜シーズン(3月-4月)や紅葉シーズン(10月)は、訪日客数の増加時期と重なります。しかし、「お~いお茶」の2024年10月の前月比+32%という伸び率は、伊右衛門(+11%)や綾鷹(+13%)と比較しても突出しており、「ワールドシリーズ×大谷」の独自要因が強く影響したと考えられます。
国籍別の選好
- 2025年3月のMLB東京シリーズ時は、北米や韓国、台湾からの訪日客比率が高まった可能性があります。これらの国は野球人気が高く、大谷選手の知名度も高いことから、「お~いお茶」が単なる緑茶ではなく「大谷グッズ」として手に取られた可能性があります。
インサイトと仮説
仮説1:お土産(スーベニア)化現象
通常、飲料は現地で消費されるものであるが、大谷選手がプリントされたボトルは、特に野球ファンにとって「安価で購入できる公式グッズ」としての価値を持つと考えられます。Paykeで商品を視聴する行動は、成分確認だけでなく、「このボトルが限定品であるか」「どのようなキャンペーンが行われているか」を確認するための行動であると推測されます。
仮説2:信頼の代理指標
緑茶に馴染みの薄い欧米圏の旅行者にとって、数ある緑茶ブランドから一つを選ぶのは困難です。しかし、大谷選手が実際に愛飲しているという公式に確認された事実は、品質への強力な保証(エンドースメント)となる可能性があります。Paykeでの商品視聴は、見慣れない「Green Tea」という商品に対して、大谷選手という信頼できるアイコンを入り口に、安心して購入するための確認作業として機能していると解釈できます。
仮説3:イベントドリブン型の来店誘導
2025年3月のMLB東京シリーズにおいて、伊藤園は東京ドーム周辺での大規模な広告展開(メディアジャック)を行いました。このことから、観戦に訪れた訪日客の意識に「Oi Ocha」が刷り込まれ、試合後に立ち寄ったコンビニエンスストア等で、記憶に残っているパッケージを手に取り、商品を視聴するという行動フローが形成されたと見られます。
WBC開幕を受けて
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開幕しており、野球への注目が高まるいま、本分析で確認したようなイベント連動型の需要増が「お~いお茶」の商品視聴率に再度あらわれる可能性があります。Paykeでは引き続き月次データをモニタリングし、こうしたイベントの影響も追跡してまいります。
最後に
Paykeは、訪日外国人向けにさまざまなソリューションを提供しています。累計550万ダウンロードを超えるユーザ基盤と豊富なデータから、各企業様のニーズに合わせたご提案が可能です。
- 旅マエ、旅ナカ、旅アトでのユーザへのリーチ:ユーザの9割は旅マエでPaykeをダウンロード。そのうち7割が3ヶ月以内に来日します。旅マエ段階でアプリ内で購入商品を探しているユーザも多く、効率的なアプローチが可能です。
- インバウンドの購買関連データ:いつ、どこで、誰が、どの商品を手に取ったかが把握できます。属性毎のトレンドや、特定チェーンでの傾向などマーケティング戦略立案に活用できるデータを保持しています。
- 継続的なモニタリングと分析:月次でのデータ分析により、PR活動の効果や市場環境の変化を継続的に把握できます。必要に応じて、より深掘りした調査や分析を実施することで、一時的なスパイクと継続的な成長トレンドを区別し、より精度の高いマーケティング戦略の立案が可能です。
- アンケート調査:直近での訪日可能性が高いユーザーに直接アンケートをとることが可能です。

Paykeは、独自のスキャンデータに基づく調査・分析を通じて、インバウンド市場の動向を継続的に把握し、企業様のインバウンドマーケティング戦略立案に貢献してまいります。

【会社概要】
■株式会社Payke
本社:沖縄県那覇市真嘉比2丁目5-16
代表者:代表取締役CEO 古田 奎輔
設立:2014年11月
資本金:100百万円
URL:https://payke.co.jp/
概要:商品パッケージにある「バーコード」をスマホでスキャンするだけで、商品のあらゆる情報を7言語で表示することができる訪日外国人アプリ「Payke」を運営。現在、約75万点の商品データを7言語で保有し、訪日客が手に取る商品の約90%*1をカバーしています。2015年のサービス開始以来、アジア圏を中心に550万人*2以上が利用し、企業向けには広告配信やデータ提供を行うなど、累計1,200社以上の企業や団体に活用されています。さらに、「Paykeタブレット」を国内の主要小売チェーンに導入し、多くの訪日外国人に利便性を提供しています。
*1 当社実績(2024)Paykeアプリにて国内でスキャンされた回数を分母に商品情報を保有していた割合
*2 API提供先なども含む利用者

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