石垣市民会館(石垣市浜崎町)展示ホールで7月13日~15日、ガラス製の丸玉「とんぼ玉」を展示する「島硝子工芸とんぼ玉教室展」が開催された。
毎年9月から約1年間行われる島硝子工芸教室の発表の場として開催され、今年で4回目を迎える同展。今回は30~60代の生徒12人が、それぞれ講習で作ったとんぼ玉を展示した。
とんぼ玉は、色とりどりのガラス棒をバーナーで溶かしながら、さまざまな模様を入れて創作されたガラス玉。会場には小さな玉の中に花やカエルなどの繊細な模様をあしらった作品や、ネックレスやストラップ、かんざしなどに応用された作品など、さまざまなとんぼ玉が並んだ。デモンストレーションも行われ、訪れた市民がとんぼ玉作りを興味深そうに見たり、熱心に作り方を尋ねたりする姿なども見られた。
会場を訪れた40代女性は「手芸などに興味があるので、とんぼ玉もどうやって作るのか興味があった。すごくきれいな作品が多く、色も形もさまざまで、そのまま売れそうなものが多くてすごいと思った」と感心した様子だった。
講師の齋藤和治さんは「今年は手先が器用で上手な生徒さんが多く、教えるのが楽だった」と振り返る。齋藤さんは市内の適応指導教室の生徒らに体験指導を行うなど、地域の子どもの教育活動の一環として教室を開くこともあるという。「今後子どもたちが学べる場なども増やしていきたい。要望があればできるだけ協力したい」とも。
9月から新規クラスが開講する。問い合わせは齋藤さん(TEL 0980-83-4138)まで。