石垣・宮鳥御嶽で12月23日、「南の島の氷灯ろう祭り」が行われ、多くの地域住民が氷灯ろうや雪だるま、ステージプログラムを楽しんだ。いしゃなぎら青年会主催。
昨年から会場を宮鳥御嶽(みやとりおん)に移し、年末からクリスマス前に時期を早めて開かれる同祭り。子どもたちに夢を与える地域おこしの一環として今年で13回目の開催となった。
高さ40センチ、四角柱の色とりどりの氷は中心部をくりぬかれており、ろうそくに火をともすと、やわらかく幻想的な光150個が境内のあちらこちらで輝くと、会場からは歓声が上がり、その美しさにため息が漏れた。気温は18度。氷は次第に形を変えた。
友好都市を結ぶ北海道稚内市の「石垣島に雪だるまをプレゼントする会」からは今年で4回目となる雪だるま10体と「ホッケスティック(薫製)」が届いた。中には初めて雪に触る子どももいて「冷たい」といいながら雪の感触を楽しみ、記念撮影をした。
サンタクロースやトナカイも登場し、子どもたちにプレゼントが配られ大喜び。ステージでは「冷凍ミカン2個早食いゲーム」「冷凍バナナ1本早食いゲーム」「ダンス」など楽しいイベントが行われた。バナナの早食いでは、カチカチに凍ったバナナを、顔をしかめながら食べる子どもを親が最前列で励まし写真に収める姿も。皮がうまくむけず、皮ごとかじりつく姿に会場からは笑いも起きた。