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石垣・離島ターミナルに警察官立寄所-事件事故防止の拠点に

左から、看板設置を行う小禄重信署長、中山義隆石垣市長、川満栄長竹富町長

左から、看板設置を行う小禄重信署長、中山義隆石垣市長、川満栄長竹富町長

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 石垣・離島ターミナルに12月25日、八重山署(小禄重信署長)警察官立寄所が開所した。離島ターミナルは石垣島から竹富島、西表島など竹富町の島しょにフェリーで渡る海の玄関口。

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 2007年にオープンした離島ターミナルは、230万人が利用。離島観光に欠かせない施設である反面、昨今はテナントでの万引や荷物の置引、駐車場での盗難、自転車盗難など治安に問題が出たことから、テナント業者らが管理する石垣市を通して八重山署に要望していた。

 この日行われた開所式で小禄署長は「素晴らしい場所を提供いただき、感謝したい。来年の新空港開港でさらに利用者が増えることから、事件事故防止の拠点としたい」とあいさつ。沖縄県警の東筋秀哲地域課長は「八重山署員が限られるため常駐ではなく立寄所となったが、警戒を強化し安心安全を確保したい」と続けた。

 施設管理責任者の中山義隆石垣市長は「立寄所設置に加え、パトカーの駐車場を確保、近日中に防犯カメラを設置し、より防犯抑止効果が発揮されると思う。テナントの皆さんとは防災訓練など連携を密にして警戒にあたってほしい」と述べた。川満栄長竹富町長は「離島ターミナルは、多くの町民が利用し竹富島観光のコミュニティー空間。安心して利用できる場に」と話す。

 テナントを代表して瀬戸商店の瀬戸守さんは「まずは立寄所設置に尽力していただいた関係者に拍手を送りましょう」と拍手をうながし、感謝の言葉を述べた。

 八重山署は早速、年末年始特別警戒に入るという。

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