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桃林寺で年の瀬レコードコンサート-境内に「第九」響く

境内で「第九」の荘厳な調べを堪能

境内で「第九」の荘厳な調べを堪能

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 今年で5回目を迎える「年の瀬レコードコンサート」が12月28日、桃林寺(石垣市石垣)境内で開かれた。主催は音楽関連のイベントを定期的に開催している「プロデュース海」。

会場一角には図書館所蔵の他のレコードも陳列

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 琉球政府時代の琉米文化会館から祖国復帰時に石垣市立図書館に移譲されたレコードを、市民にも楽しんでもらおうと企画したもの。年の瀬にベートーベンの交響曲第九(合唱)を聴くことが多いことから、毎年異なる指揮者による第九のレコードを紹介している。

 今回はエーリッヒ・クライバー指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏、ウィーン楽友協会合唱団による合唱を録音したレコードが流され、訪れた市民らは境内に設けられた椅子に腰掛け、気持ち良さそうにレコード独特の音色を楽しんでいた。

 平安山香代子さんは「月も美しい屋外でのレコード鑑賞はとても優雅で、風流な時間が過ごせた」と話していた。

 プロデュース海代表の佐久川広海さんは「市立図書館に眠っていたレコードを四十数年ぶりに石垣市民に紹介できたことが今回の大きな意義。第九はコンダクター(指揮者)が違えば趣も異なる。音楽ファンのマニアックな方にも楽しんでもらえたのでは」と話した。

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