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石垣で「ぼくのわたしのアート展」-ユニークな課題で感性磨く

子どもたちの多彩な作品が多く並んだ

子どもたちの多彩な作品が多く並んだ

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 石垣市民会館(石垣市浜崎町)展示ホールで子どもたちの作品を集めた「ぼくのわたしのアート展」が2月23日・24日に行われた。主催はNPO法人ちゅらネット(石垣市石垣、TEL 0980-88-7279)。

にしざとまさきくんは作品を自慢げに見せてくれた

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 同法人は障がいのあるなしに関わらず、学童保育をメーンに、障がい児通所施設、行動援護支援を行っている。週に1度、「アートセラピー」という絵画や立体制作を楽しむ時間を設け、1年間の成果を披露する場としてアート展を開催。今年で7回目となる。

 会場には、指で絵を描くフィンガーペイントや、手でちぎったり、はさみで切ったりしたものを貼り合わせる切り絵、画用紙の中央に赤丸を描き、そこから描き始めた絵、いろいろな素材でスタンプし、筆で描きを加えたスタンピング、実物の野菜を見て、黒一色で描き、パステルで色を加えた夏野菜のクロッキー、2~3人で1つの絵を会話なしで描くサイレントコミュニケーションなど、毎月別の課題で作られたユニークな作品が並んだ。

 講師はデザイナーの根原知子さん。「今年で7回目となるが毎年表現が異なり、子どもたちの個性を感じる。声を出しながら両手で思い切り描く子、細かな作業に無言で没頭する子、小さな体でいつまでも描いたり、塗ったり破いたり全身のエネルギーを発散する子などさまざま。自分の世界を表現することを楽しむようになり『先生、この絵はね…』と説明してくれる」と話す。

 にしざとまさきくんは廃材の木片をセロハンテープで貼り合わせた「乗り物」を自慢げに見せてくれた。

 「子どもたちには自分の内ある歓声を表現する時を持つことが必要。この気持ちを忘れないでほしい」と根原さん。

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