今年の4月で創立70周年を迎えた八重山農林高等学校(石垣市大川、TEL0980‐82‐3955)が10月20日、「創立70周年記念式典」を同校体育館で行った。
同校は1937年4月に八重山農学校として設立され、1947年に八重山農林高等学校と改称した。沖縄県内でも最も長い歴史を持つ、八重山郡内唯一の農業高校。
東盛稔校長が「本校は郡民の熱烈な要望と県の農業対策に、『八重山の無限の宝庫』の開発の使命を担って開校した。さまざまな苦難を乗り越え、変遷を経て現在は5学科体制で教育活動を進めている」と式辞を述べ、「長い歴史の中で先輩方が築いた伝統と校風、『愛郷愛土』『不撓不屈』の精神を継承し『誠実、創造、実践』の校訓のもと、生徒職員一丸となって教育活動に邁進する」と決意も新たにした
生徒会会長である黒島和成さんが「私たち生徒一同がこの節目に在学できることをうれしく思い、生徒会長としてあいさつができることを光栄に感じる。私たちが胸を張っていろいろなことにチャレンジできるのも、先輩方の築いてきた伝統のおかげ」とあいさつ。
そのほか記念事業の一環で新調された校旗が披露され、記念事業目録贈呈、感謝状贈呈などが行われた。会場には歴代の校長、PTA会長、在校生、OB、学校関係者などが出席した。