自社ガーデンのハーブを使ったオリジナル調味料などを製造販売する「ガーデンパナ」(石垣市崎枝)が6月18日、本社内にティールームをオープンした。
同社は1992年、社長の遠山峰夫さんが定年退職後に家族で移住した石垣島で創業。ハーブを使ったオリジナルの調味料やハーブティー、石けんや入浴剤などを商品化し、科学技術長官賞や離島フェア優良特産品優秀賞などの賞も多数受賞。「薬剤を一切使わない安心安全な商品」を一貫して守っている。数年前、遠山さんの家族が島外へ引っ越した後も、女性スタッフ7人が那覇に住む常務の遠山健夫さんとやり取りしながら新商品や運営の企画を立て、ハーブの栽培から商品製造・販売を行っている。
名蔵湾が望める絶景の場所にある自社ガーデンには観光客が立ち寄ることも多いが、地元の人にも同所を活用してもらおうと、遠山さん家族の住居として使っていた家屋をリニューアルしてカフェスペースを設けた。店舗面積は20坪で、席数は16席。ガーデンにはオープンテラス席13席も用意する。
メニューは「リラックスブレンド・ハーブティー」「南島冷茶・ハイビスカスティー」(以上500円)、3種のシロップが楽しめる「ハーブの微炭酸ソーダ」(750円)、ベトナムコーヒー(ホット500円・アイス600円)、ローズマリーや月桃、自社調味料のドラゴンペッパーが入った「パナスイーツ・シフォン」(400円)、注文を受けてから摘み取る「フレッシュホット・ハーブティーセット(お菓子付き)」(1,000円)、「アロマティックブレンドティー・ビスコッティセット」(600円)など。
ワークショップや会議など、貸し切りスペースとしても利用可能。子ども連れでも楽しんでもらえるよう、絵本やかるたなども置いている。
スタッフの辻信子さんは「せっかくの素晴らしいロケーションがあるので、地域の人にどんどん来て活用していただきたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は9時~17時(土曜・日曜は10時~16時)。