石垣島の美しい星空を楽しむ夏の一大イベント「2013南の島の星まつり」が8月3日から開催される。
今年で12年目を迎える同祭りでは、七夕伝説の織り姫と彦星が年に一度会えるという旧暦7月7日(今年は8月13日)前後の日程で、星にまつわるさまざまなイベントが催される。「日本一の星空」とも称される石垣島の星空を観光資源として広くPRし、星空に親しむことで科学的関心や自然環境への意識を高めてもらうのが狙い。
石垣港新港地区サザンゲート広場(石垣市八島町)で8月3日に開かれるオープニングイベント「ライトダウン星空観望会&夕涼みライブ」では、満天の星空を見上げる全島ライトダウン、国立石垣島天文台と八重山星の会によるアカデミックな天体観測会、石垣市観光大使・夏川りみさんや同天の川大使「Skoop On Somebody(スクープオンサンバディー)」、地元出身アーティストのカワミツサヤカさんらが野外ライブを行う。八重山の星の魅力を生かす他業種参画型ウエディングプロジェクト「ステラマリッジ」による「星空公開ウエディング」も予定しており、ライブ中に1組のカップルが結婚式を挙げる企画も予定。
翌4日は、国立天文台の林正彦台長による記念講演会が南の美ら花ホテルミヤヒラ(石垣市美崎町)で、昨年133人の男女が参加し13組のカップルが誕生した婚活イベント「星空コン」がANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)で、それぞれ開催される。
10日~18日の旧暦七夕ウイーク期間中、石垣島天文台(新川)による天体観望会やプラネタリウム、「VERA観測局」特別公開が行われるほか、7月4日オープン予定の「星空学びの部屋」で4D2Uと呼ばれる映像システムを使った3Dシアターの公開も予定する。同所長の宮地竹史さんは「石垣島から宇宙の果てまで旅行気分を味わってほしい」と同所をPRする。スケジュールや開催場所はホームページで確認できる。
同実行委員会では8月3日の星空観望会に合わせ、部屋の明かりなどを消す全島ライトダウンへの協力を呼び掛けている。時間は20時30分~21時30分。