八重山青年会議所は6月30日、子から親への愛の詩「八重山親守詩(おやもりうた)」受賞作品を市内ホテルで発表した。子守歌は親から子への歌だが「その逆もあってはよいのではないか」と子から親への五・七・五の川柳「親守詩」が愛媛県松山市で生まれ、全国30都道府県に広がっている。
日本青年会議所沖縄ブロック協議会の仲嶺司会長は、大会スローガンである「勇壮なる沖縄の創造へ、八重山のたからが地域を照らす燈火(ともしび)となる」という言葉をメッセージとして受賞者に贈った。
同会議所仲筋正和理事長は「人材育成の観点から昨年から開催、487通の応募があった。受賞した皆さんは八重山のため、親のために過ごしてほしい」とあいさつ。
受賞作品は石垣市長賞、竹富町長賞、与那国町長賞、理事長賞、ブロック会長賞、小学生、中学生、高校生で各最優秀賞1点、優秀賞3点、一般の部で最優秀賞1点、優秀賞1点、計20点が選ばれた。
親守詩を考案した親学推進協議会の高橋史朗会長は審査委員長として招かれ「八重山の作品は体験に基づいたもので自分の言葉で表現している。一般の部の作品は全国でも群を抜いて深く、感動した」と講評した。
同会議所は八重山を舞台に沖縄ブロック大会を6月29日・30日に開催、県内外から160人が参加した。西表島船浮やイダの浜、水落川、浜島など観光資源を視察、夜には大懇親会を行った。
石垣市長賞 「目指す道 家族を守る あなたの背」吉田卓矢(14)
竹富町長賞 「父と母 いつもは言えない ありがとう」大野海(13)
与那国町長賞 「やさしさと きびしいおしえ ありがとう」西蔵盛としみ(11)
そのほか、川柳は後日同会議所ホームページで公開される。