スカイマークは7月10日、南(ぱい)ぬ島石垣空港に那覇、神戸、成田線を就航した。同空港へのLCC参入は、ピーチアビエーションが6月14日に運航を開始したばかり。
石垣発の運航は、那覇便が9時、11時35分、15時20分、18時10分で1日4往復8便。神戸便は10時45分、成田便は17時15分(以上1日1往復2便)。ボーイング737-800型で177人乗り。
初便を前に、同空港では就航セレモニーが行われ、関係者らがテープカットした。スカイマークの西久保愼一社長は「石垣島は個人的にも毎年訪れる好きな島。島の良さを日本全体にPRしたい。八重山郡民の生活の足として、本土や沖縄本島に気軽に足を運んでほしい」とし、石垣・那覇間を当日でも5,000円に設定する。中山義隆石垣市長は「八重山郡民は生活がしやすくなり、観光客誘致につながる」と喜ぶ。
初便に搭乗した石垣市民は「LCC参入は大歓迎、沖縄本島で行われる花火大会を見に行きたい」「ウェブ予約で、那覇に片道3,900円で行くことができ、ありがたい。買い物を楽しんで来たい」「石垣島もようやくLCCの波が来た。今後は大いに利用したい」などと感想、搭乗時には記念の「ぱいーぐるピンバッジ」を受け取った。
石垣に年数回ダイビングで訪れる女性は、神戸を7時30分発、10時10分に石垣島に到着した。「地元から直行便で2時間40分と、あっという間に到着した。まるで自分のためのような路線。いつも那覇での乗り継ぎがあったがだいぶ楽になった。欲を言えば夜便も飛ばしてほしい」。
最終便で那覇から石垣に飛んだ石垣市民は「車椅子を利用したが、客室乗務員が搭乗口まで迎えに来てくださり、人員を削減しコスト低減に務めていることが分かった。飲み物は有料だったが100円とリーズナブルで、電車を利用している気分。シートは高級感があり、安全性も不安はなかった。今後積極的に利用していきたい」と話した。