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石垣で白変種の珍鳥「セイタカシギ」見つかる-「アルビノ」とは考えにくい

セイタカシギの白変種(右)は通常の個体と比較し、体全体が白く、足がオレンジ。

セイタカシギの白変種(右)は通常の個体と比較し、体全体が白く、足がオレンジ。

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 石垣の水田で「セイタカシギ」の白変種が見つかり、野鳥愛好家の間で話題になっている。セイタカシギは、チドリ目セイタカシギ科で体長は40センチメートルほど。頭の一部や羽根は黒く、細長く赤い足が特徴。

水田にくちばしをつっこみ、餌をついばむ様子が観察された

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 石垣の水田では夏の間、多くのセイタカシギが飛来、冬には中国南部などに渡ると考えられている。白化した個体は頭部が白く、羽根がわずかに薄茶色に。

 年間を通じて鳥の観察を行っている石垣市在住の中本純市さんは、「アルビノは目が赤くなるがこの個体は黒いのでアルビノとは考えにくい。くちばしや足はオレンジ色に見え、飛ぶと羽根は裏表ともグレーだった」と話す。

 「ほかのセイタカシギからは、色が違うためか仲間には入れてもらえないようで、つかずはなれず行動している」とも。

 セイタカシギは、水田にくちばしをつっこみ、餌をついばむ様子が観察された。しばらく水田で羽を休める様子が観察できるかもしれない。

 石垣島では今年4月に「シロハラクイナ」の白変種、2010年10月には頭部後方が黒いたてがみのような「オーストラリアセイタカシギ」も観察されている。

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