「第16回まるざーフェスティバル」が10月17日、石垣市総合体育館メインアリーナ(石垣市平得)で開かれた。
同フェスは女性を中心に活動する団体・グループでつくる「女性団体ネットワーク会議」の主要事業。16回目の今回は「豊かにかがやき響き合う八重山のみーどぅん(女)びぎどぅん(男)」をテーマに掲げ、22団体が参加。あらゆる分野で男女それぞれの個性と能力を発揮し、平和で豊かな社会をつくることを目指す。
会場では「医療・福祉・人権」「生活・環境」「子育て・教育」「産業・経済」「女性の地位向上」の5グループに分かれ、パネル展示や体験コーナー、手作り市などのブースを展開。メーンステージでは各グループのPR、女性就業支援専門員による講演、スライドショーの上映、着付けダンスや税金クイズなど、さまざまな演目が披露された。
ハーブリースやデコパージュ作り、機織り体験や花織みんさー手作りコーナーなどの体験教室も盛況で、終始体験客が作品作りに励む姿が見られた。絵本の読み聞かせや人形劇、手作りおもちゃなど子ども向けのコーナーもあり、親子連れらが思い思いの時間を楽しんでいた。
アダンの葉で作る風車やチラシで作る紙鉄砲など、昔ながらのおもちゃ作りを指導した児童文化サークルいちご会の代表・小底弘子さんは「同じ目的を持っている団体で一緒にグループワークを行うのは初めてだったが、親御さんが活動内容を見ている間に子どもたちも楽しめ好評だった。おもちゃ作りも子どもたちのワクワクした顔がたくさん見られて良かった」と話していた。
開会式ではAEDを普及する目的で市内の女性生徒らで結成されたダンスユニット「AED48isg(エーイーディー・フォーティーエイト・アイエスジー)」も登場。会場に花を添えた。