石垣市商工会(石垣市浜崎町)2階会議室で3月5日、オンラインショップセミナー「楽天EC(eコマース)コンサルタントに聞く仕組みと仕掛け」が開かれた。主催は沖縄県、那覇商工会議所と楽天。
石垣市での開催は2回目。現在市内から楽天市場に出店している事業者は10社ほど。20人が参加し耳を傾けた。
講師は、楽天市場で今まで4000店舗にコンサルトをしてきた楽天市場事業部の深津俊樹さんとハンドメード製品を扱う「Beads happyboo」の當間恵子さん。
深津さんはネット通販の活用理由、2014年のECの最新事情と今後の予測、売れるための3大要素、出店プランとサポート体制について具体的に説明した。
深津さんは「オンラインショッピングは成熟したマーケットではなく、さらに大きくなる市場。時代の波に乗ってほしい。今後の傾向はスマートフォンによる買い物の比率が高まる。沖縄にいながら都会の一等地で商売できるようなもので、地域以外のお金(外貨)を稼ぐチャンスでもある」と分かりやすく説明した。
「インターネットでの販売は自動販売機のように設置すれば次々と注文がくるイメージを持つかもしれないが、実は究極の対面販売。リアルでは考えられないような圧倒的な情報量を提供し、お客さまに選択していただく必要がある。6月から沖縄県を応援するプランを展開する予定。早めに参入しシステムに慣れてほしい」とも。
當間さんは「パソコンの知識は全くないところから楽天市場を始めたが、半年で自社のWEBショップの売り上げを抜いた。やればやった分即跳ね返ってきた。圧倒的な集客力を実感している。同じ商品だったらわざわざ沖縄県から買ってくれるお客さまも少なくない」と、参加するメリットや、さまざまな試行錯誤の上に取り組む事例を惜しみなく紹介した。
参加した今田敦之さんは「月商100万円を超える當間さんの話は、女性目線からの分かりやすい実体験で、とても参考になった。質疑応答の時間もあり、直接アドバイスを頂けたのでうれしかった」と感想を話した。