「スムージー講座 in 石垣島」が3月30・31日、石垣市健康福祉センター(石垣市登野城)で開かれた。講師は沖縄本島在住でローフードマイスターの吉澤直美さん。主催はグッドシェア。
ローフードとは新鮮な野菜や果物を加熱せずに食べ、栄養と酵素を多く摂取し、体質改善を期待するもの。各回15人の定員に対し最大48人、計158人が受講し、石垣島初開催とあって市民の関心の高さがうかがえた。
吉澤さんは「どんなに忙しくても手早くできるのがローフードの特長。朝食やおやつ代わりにもおすすめ」と、ジュースミキサーにオレンジ、リンゴ、バナナ、ホウレンソウを入れ電源を入れた。「長回しするとおいしくなくなる。30秒程度で一度止め、味見をして確認。回す時間をなるべく少なくするのがポイント」と説明。参加者は盛んにメモを取った。
「酵素が体に入るとすぐに働き、燃焼してエネルギーに変わってくれる。消化もよいので、水を飲むのと同じように気軽に飲んでほしい」と説明。そのほか、パイナップルとバナナのスムージーや、ホウレンソウとモロヘイヤ、トマト、レーズンなど使ったローグリーンカレーを作った。
質問を受け付けると多くの手が上がり「常温での保存は24時間まで大丈夫」「氷はなるべく使わず、素材を凍らせて使って冷やすのが良い。酵素は熱には弱いが、凍らせても大丈夫」「一度加熱した牛乳などと組み合わせて飲むことは勧めない」と答えた。
アシスタントを担当した石川亜紀さんは「毎朝スムージーでエネルギーを充電しているという吉澤先生は元気一杯で、2日間の講座で実際に体感することができた。内臓に負担をかけない食事がどれだけ自分を元気にしてくれるか、自分の食生活を見直すきっかけになる良い体験ができた」と感想を話した。