八重山の豪族を題材にした組踊-リーダー養成講座の子どもたちが熱演

演劇終了後、平田大一さんによる出演者の紹介が行われた

演劇終了後、平田大一さんによる出演者の紹介が行われた

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 小浜島出身の平田大一さんが脚本・演出した現代版組踊「オヤケアカハチ 太陽(てぃだ)の乱」が12月26日・27日、石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町1)で開催された。

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 公演は、「子ども演劇ワークショップふるさとづくりリーダー養成講座」の小学4年生~高校3年生までの受講生(ウイングキッズリーダーズ)の成果発表の場として、受講生の親を中心にした「やいま浪漫の会」が主催する。これまでに稚内市親善公演(2004年)や那覇市民会館公演(2006年)、毎年6月に石垣で開催される「沖縄ウィーク・杜の賑わい」への参加など、多くの場で発表を行っている。

 演劇は、500年前の石垣島・大浜村(現在の石垣市大浜)を根拠地とした豪族・オヤケアカハチの生涯を題材としたもの。約70人の児童生徒をはじめ、竹富小中学校や大浜小学校、白保子ども獅子のメンバーが出演した。児童生徒による白熱した演技は、一気に会場の雰囲気を変えた。現代的なダンスのほかに、白保の「獅子舞」や竹富島の「馬乗者(ンーマヌーシャ)」などの郷土芸能も登場。観客席をも使った迫力ある演劇に、観客は引き込まれていた。フィナーレには観客から割れんばかりの拍手が送られた。

 やいま浪漫の会の荷川取明会長は「このリーダー養成講座に参加している子どもたちは、小学生から高校生で構成されており、この1年間で60回余りの練習を積み重ねてきた。1年間の練習の成果を、おのおのが思いをこめ、この会場いっぱいに走り回り、自分自身を思い切り表現してくれる。子どもたちにあたたかい声援を送っていただきたい」とあいさつ。

 脚本・演出をした平田大一さんは「オヤケアカハチの公演を始めて5年。ここまで続けてこられたのも皆様のおかげ。これからも子どもたちが続けられるように、ご支援をお願いしたい」と話した。

 来年2月には卒業公演が予定されている。

オヤケアカハチ~太陽の乱~ブログ

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