八重山で牛の初競り、石油価格の高騰受け価格は低調

JAおきなわの伊波榮雄理事長が手綱を引いた1番牛は66万7,000円で取り引きされた

JAおきなわの伊波榮雄理事長が手綱を引いた1番牛は66万7,000円で取り引きされた

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 2008年初競りが1月13日・14日、八重山家畜市場(石垣市真栄里)で行われた。

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 13日には競りに先立ちセレモニーが行われ、JAおきなわの伊波榮雄理事長は「このような多くの関係者と盛大に競りを開始できることを感謝する。購買者の皆様には、今年も活況の中でいい価格での取引ができるようにお願いしたい。2007年のJAの取り扱いは99億円。その中で八重山家畜市場では9,158頭、39億円で全体の約40%を占めている。沖縄の銘柄を有力なものとし、生産の皆様のこれからの研究、努力をお願いしたい。今後も安心、安全、信頼のおける家畜生産をしていきたい」とあいさつ。その後、伊波理事長をはじめとした関係者が競り場を酒と塩で清め、今年1年の競りの安全を祈願した。

 初競りの1番牛は、伊波理事長が農家に代わって手綱を引いた。理事長の「よろしくお願いします」の大きな声とともに競りがスタート。電光掲示板の数字が徐々に上がり、50万円台になると会場から拍手が起こった。

 JAおきなわ八重山地区営農センター畜産部の幸喜英信さんは「石油価格高騰の影響が出ているのか昨年と比べて価格が若干落ちている。購買者は価格が上昇しているえさ代などを考慮して入札しているのではないか」と話した。また、同13日に行われた黒島の初競りについても「全体的に落ちており、牛の状態にもバラつきが見られた。しかし、いい牛は高値で取引されているので、きちんと管理ができれば心配することはないと思う」と話した。

 初競りの実績は子牛を中心に取引頭数369頭、取引総額1億4,408万円。14日は460頭、1億8,625万円が取り引きされた。

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