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石垣に精肉と焼き肉の黒毛和牛専門店 「ぜいたく食から家庭食へ」

「街のお肉屋さんになりたい」と名嘉真武虎店長(右)

「街のお肉屋さんになりたい」と名嘉真武虎店長(右)

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 石垣に9月7日、精肉と焼き肉の黒毛和牛専門店「虎壱精肉店」(石垣市真栄里、TEL 0980-87-6029)がオープンした。

看板には牛の顔が。本物の鼻輪をつける

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 店長の名嘉真武虎さんは地元高校卒業後、群馬県の職業能力開発校「全国食肉学校」で食肉を徹底的に学んだ。「父が肥育農家をしていたので将来は牛を通して地元に貢献したかった」という。その後京都で5年間、黒毛和牛専門店で精肉販売に携わった。石垣に戻り、半年間準備を進め「いい物件が見つかった」と出身の八重山商工高校の南側に店を構える。

 店舗面積は18坪。入り口で精肉販売を行い、店内は焼き肉用テーブル6台、22席を用意する。店名の「虎壱」は長男の名前から付けた。

 「ぜいたく食から家庭食へ」をモットーに、自社販売による中間コストをカットし、「普段手に入らない部位の販売、よく食べる部位を1グラム単位で安く提供する」。「あぶり焼肉」(440円)、「赤身焼肉」(572円)、「上赤身焼肉」(690円)、「特上焼肉」(848円)のほか、「切り落とし」(380円)、「こてっちゃん」(280円)、「すき焼き肉」(398円)、「上すき焼き肉」(568円)、希少部位の「ヒウチステーキ」(943円)、「カイノミステーキ」(749円、以上100グラム)など。

 炭火で焼く焼き肉は「上ロース」「上カルビ」(以上980円)、「今日のロース壱枚切り」(1,580円)が「おすすめ」。デザートも充実し、炭火でモナカをあぶる「あぶり焼きモナカアイス」や「お替わりしたくなる」という「その時のシャーベット」(以上480円)が早くも人気を集める。

 「石垣でこれだけ多くの種類を扱う精肉店は少ないと思う。牛肉は高級だけれども毎日の食卓に並ぶような『街のお肉屋さん』になりたい。『今夜の料理相談』『焼き方の説明』など、肉に関することならば何でも聞いてほしい」と名嘉真さん。

 営業時間は、精肉=9時~23時、焼き肉=17時~23時。

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