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石垣市、名蔵アンパルのラムサール条約登録10周年事業で講演&パネル展

ラムサール条約に登録されて10周年を迎える名蔵アンパル

ラムサール条約に登録されて10周年を迎える名蔵アンパル

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 石垣市は、名蔵アンパルのラムサール条約登録10周年を記念して講演会(11月1日)とパネル展(~8日)を行った。市担当者は、市民や観光客らが石垣島の自然環境を知るきっかけにもなったと手応えを感じている。

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 水鳥の生息地として国際的に重要な湿地の維持を目的とする同条約。石垣島の名蔵アンパルの干潟とマングローブ林の地域が登録されている。

 同1日の講演会は、第1部として島村賢正さんがコーディネーターを担当し、「アンパル ヌ ミダガーマ ユンタの世界」をテーマに開催。「アンパルヌミダガーマユンタの時代と社会」と題して大田静男さんが、「アンパルヌミダガーマユンタのカニたち」と題して、アンパルの自然を守る会の小菅丈治さんがそれぞれ講話を行った。

 第2部は、小菅丈治さんがコーディネーターとなり「湿地、干潟の過去、現在、未来」をテーマに活動報告が行われた。「沖縄の湿地と自然」と題して、しかたに自然園の鹿谷法一さん、「名蔵アンパルのマングローブと干潟の保全」と題して琉球大学の谷口真吾さん、「アンパルの変遷」をアンパルの自然を守る会の谷崎樹生さん、「アンパルの野鳥」を日本野鳥の会の佐野清貴さんが登壇して、それぞれ報告を行った。

 離島ターミナルで開催された「名蔵アンパルのラムサール条約登録10周年記念パネル展」には、観光客や市民が訪れた。開催前に、同市職員が設置の準備作業をしている時から人々が訪れて関心を示していたという。同市担当者は「名蔵アンパルとラムサール条約を通して、石垣島の自然と文化を知り考える機会を持てたことは良かったと思う」と話す。

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