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竹富島で「9種の命草キュイジーヌ」 島に伝わる薬草をフレンチ仕立てに

シーショ(シソ)の香りをまとった車エビとトッシュ(グアバ)のムースモザイク仕立て
車エビと合わせるのは、九品薬の「トッシュ(グアバ)」と「シーショ(シソ)」。車エビにシソとハイビスカスジュレをモザイク模様に仕立てている。「下に敷いたグアバとトマトのムースが甘みのアクセントをつけ、命草が五感を刺激する一皿となっている」という。

シーショ(シソ)の香りをまとった車エビとトッシュ(グアバ)のムースモザイク仕立て 車エビと合わせるのは、九品薬の「トッシュ(グアバ)」と「シーショ(シソ)」。車エビにシソとハイビスカスジュレをモザイク模様に仕立てている。「下に敷いたグアバとトマトのムースが甘みのアクセントをつけ、命草が五感を刺激する一皿となっている」という。

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 星のや竹富島(竹富町竹富)で12月15日より、伝統的な9種の命草(ヌチグサ)を使ったウエルネスフレンチ「9種の命草キュイジーヌ」の提供を開始する。

料理長の中洲達郎さん

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 竹富島に伝わる9つの命草「九品薬(クヌシナヒスル)」を使った同メニュー。医者のいない竹富島では、島に自生する薬草で健康を保ってきた風習があり、薬草を大切にしてきた歴史がある。同ホテルでは、沖縄の食材や食文化をフランス料理の技法を使って表現する「琉球(りゅうきゅう)ヌーヴェル」を提案。同メニューもその一環として提供する。

 料理長の中洲達郎さんは「八重山の冬はハーブや葉野菜、甲殻類が旬を迎え、食が豊かな季節。島に伝わる薬草文化をフランス料理の技法で昇華させたのが今回のコースで、この土地らしい冬の味覚を味わいながら、島の文化を感じていただきたい」と話す。

 中州さんは、2011年にフランス料理界で最も権威ある大会「ボキューズ・ドール」国際料理コンクールにおいて日本代表、アジア代表として出場した経験を持ち、軽井沢、佐渡などで山や海などの新鮮な食材をメニューに生かしてきた。今回のメニュー開発にもその経験が生きているという。

 「9種の命草キュイジーヌ」の価格は1万2,000円(税・サービス料10%が別途かかる)。2016年2月29日まで。

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