石垣市文化協会主催による「石垣市民総合文化祭」が2月8日~10日、石垣市民会館(石垣市浜崎町)をメーン会場に開催された。
文化祭は会員らの日頃の芸術文化活動の成果を発表する場として開催され、今年で13回目。同協会は「文化の継承・発展・創造・交流」を会是として1994年に設立され、20の部会に500人の会員が在籍している。
展示の部では、書道・美術・工芸・華道・食文化・茶道・文芸・歴史民俗・琉球の茶道・写真の各部会が中ホールや展示ホール、石垣市立図書館で作品を展示。工芸部会は八重山上布の布地や陶器、美術部会は水墨画や絵画、文芸部会は短歌などを展示した。茶道部会は呈茶席を設けてお茶を振る舞った。
舞台の部では「初春の歌と踊り」と題し、三線・筝曲・太鼓・舞踊・古謡・コーラス・武道の各部会が発表を行った。武道部会は八重山拳法王道会が演武を行い、レンガ・ブロック割りや音楽に合わせて拳法を行う「武の舞い」などを披露。コーラス部会は「そのままの君で」「赤ゆらの花」を歌い、民俗舞踊部会は高那節や種子取節などを踊った。三線部会は鷲ぬ鳥節や鶴亀節などを演奏した。
当日は多くの市民が訪れ、各部会の熱演に拍手を送っていた。