見る・遊ぶ 買う

石垣で演劇「マーメイドストーリー」上演へ 250年前の人魚民話を基に

舞台演劇「Mermaid story(マーメイドストーリー)~あの時代(とき)へ~」の出演者たち(上段左から2人目が佐久川歩さん、下段左が安藤夕海さん)

舞台演劇「Mermaid story(マーメイドストーリー)~あの時代(とき)へ~」の出演者たち(上段左から2人目が佐久川歩さん、下段左が安藤夕海さん)

  • 4

  •  

 舞台演劇「Mermaid Story(マーメイドストーリー)~あの時代(とき)へ~」が3月23日、石垣市民会館中ホール(石垣市浜崎町)で上演される。

舞台演劇「Mermaid Story(マーメイドストーリー)~あの時代(とき)へ~」の稽古の様子

[広告]

 作品を手がける佐久川歩さんは、石垣で舞台照明の仕事をしながら子ども演劇集団「ウイングキッズリーダーズ」による現代版組踊「オヤケアカハチ」の制作に携わってきた。今回が初の作・脚本作品となる。

 石垣の高校に通いながら芸能事務所に所属し、卒業後は東京で俳優活動をしていたという佐久川さん。「オヤケアカハチ」の東京公演で舞台制作に関わったことを機に舞台技術職に興味を持ち、2010(平成22)年に石垣に戻ってからは「ウイングキッズリーダーズの卒業生と現役生で新しい舞台をつくりたい」と構想していたという。出演者は、中高生3人を含めた8人全員を島出身者で構成する。

 作品は、現代から約250年前にタイムスリップした石垣島の高校生が人魚に勘違いされたことから物語が展開される。「1771年の八重山で実際に起こった『八重山大地震大津波』を予言した人魚の民話に着想を得た」という佐久川さん。タイムスリップした高校生役を演じる安藤夕海さんは「高校進学で島を離れるので、これが最後の舞台になるかもしれない。オヤケアカハチでの経験を生かしながら、挑戦してみたかった表現を試したい」と意気込む。佐久川さんは「長く構想はしていたが、脚本製作は1年前から本格的に着手した。鑑賞後に晴れやかな気持ちになる舞台を目指す」と話す。

 13時と18時の2回上演。料金は一般=2,000円、学生=1,000円。当日券は500円増し。膝上鑑賞の未就学児は無料。チケットは現在、タウンパルやまだとブックスきょうはんやいま店で販売している。インスタグラムのダイレクトメッセージでの予約も受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース