旧盆入りをした8月13日、石垣市各地では伝統行事「アンガマ」が始まった。
アンガマは旧暦7月13日~15日の旧盆期間中、市内各地の青年会が中心となって行う伝統行事。あの世からの使者であるウシュマイ(お爺)とンミー(お婆)がファーマー(子孫)をつれて各家庭を訪れ、踊りや珍問答などで祖先を供養する。
あやぱにモール内にある「まちなか交流館ゆんたく家」には、いしゃなぎら(方言で石垣の意味)青年会のアンガマが訪問。市民や観光客など多くの見物客が集まった。
ウシュマイとンミーが仏壇の前で「ウートートー」と手を合わせた後、ファーマーらが「赤馬節」「高那節」といった踊りを入れ替わり立ち代りで披露。
踊りの合間には、見物客から「ファーマーは何人いるのか」「あの世には法律があるのか」などの質問が飛び出し、ンミーはファーマーの数を数えてみるも「もう年だから数が分からない」と笑い、ウシュマイは「あの世の法律は5つある」と話し「息をしないこと」「死亡届を出すこと」などの珍回答をして見物客の笑いを誘った。
同施設では14日に登野城青年会、15日に大浜青年会のアンガマが訪問する予定。
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