石垣各地で伝統舞踊「アンガマ」-こどもアンガマも

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旧盆中日となる8月26日、石垣島各地で伝統舞踊の「アンガマ」が繰り広げられ、翁(ウシュマイ)と媼(ンミー)が繰り広げる珍問答などで見物客らを楽しませた。

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 各地青年会のアンガマは辺りが暗くなり始める19時ごろから始まり、ウシュマイとンミーが20人あまりの花子(ファーマー)を引き連れて独特の行進曲を演奏しながら家々を訪問。仏壇を前に甲高い声で念仏を唱えたあと、花子たちがかわるがわる踊りを披露して先祖の霊を供養した。

各家の軒先には観光客など多くの見物客が訪れ、八重山の伝統舞踊や方言で繰り広げられる珍問答を楽しんだ。

石垣市新川にある請盛さん宅には新川青年会のアンガマが訪れ、ウシュマイが大きなアクションで線香をあげたあと、家族の近況などを聞き、コミカルな返答とお告げで笑いを誘った。また、石川さん宅(石垣市新川)ではウシュマイとンミー、地謡、舞踊などすべてを子どもだけで構成する「こどもアンガマ」が大人顔負けの唄と踊りを披露した。少し小さなウシュマイとンミーに見物客から「新鮮」「かわいい」との声が上がっていた。

 旧盆の風物詩アンガマは27日の「ウークイ」(送り日)まで繰り広げられる。

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