「第1回熊谷溢夫チャリティー絵画展」が8月21日~24日、石垣市民会館展示ホール(石垣市浜崎町)で行われている。
チャリティー展は米盛佳織さんと前里和江さんが企画したもので、初めての開催。米盛さんと前里さんはカンボジア支援活動を通じて知り合い、現地の状況や学校の様子なども見てきた。米盛さんは「カンボジアの状況は幼児売買や少女売春など悲惨な状態。男尊女卑もひどく、女性の地位はとても低い。原因の1つとして、教育や知識の不足がある」と説明。「子どもたちが学校に通うことでいろいろな知識を身に付けてくれたらと思い、支援を行っていこうと開催した」と理由を話す。
同展には、切り絵や点画などで八重山の自然を描く画家・熊谷溢夫さんによる絵画120点(1点5,000円)が並ぶ。作品は、「全てこのチャリティー展のために描かれたもの」(米盛さん)。そのほか熊谷さんの絵が描かれたポスターカード(1枚150円)や、熊谷さんがデザインしたTシャツ(2,000円)も販売。収益金はカンボジアの学校建設資金に寄付される。
併せて、カンボジアの状況や学校の様子を紹介した写真やビデオなども展示。熊谷さんによる親子絵画教室も開いている(材料費500円、10時~12時と15時~17時の2回)。
熊谷さんは「アイスクリーム1個を我慢して寄付すれば、ワクチンで助かる子どもたちがいる。その『ちょっとの我慢』で助かる人がいるということを知ってほしい。私は絵しか描けないから、自分のできることをしようと思った。できるだけたくさんの人に来ていただけたら」と話した。
「現在カンボジアでは25校の学校があって、その内の1校は石垣島の人たちの寄付でできた学校。『もう1校建てたいよね』と前里さんと話している。多くの方に来ていただき、協力してほしい」と米盛さん。「これからもこのような企画を続けていき、皆さんに知ってもらえたら」とも。
開催時間は10時~18時(最終日のみ17時まで)。
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