人間国宝・玉那覇有公さんの紅型展-ホテルミヤヒラ55周年で開催

人間国宝・玉那覇有公さんの作品55点が並ぶ「紅型展」

人間国宝・玉那覇有公さんの作品55点が並ぶ「紅型展」

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 南の美ら花ホテルミヤヒラ(石垣市美崎町)の創業55周年を記念して、「人間国宝・石垣市名誉市民玉那覇有公紅型展」が9月25日~28日、同ホテルの福木の間で開催されている。

テープカットを行う玉那覇有公さん(中央)

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 玉那覇さんは1936年石垣市生まれ。琉球紅型宗家・城間栄喜さんに師事。1991年に日本伝統工芸展文化大臣賞を受賞。1996年に人間国宝(重要無形文化財「紅型」保持者)に認定された。石垣市民会館大ホール、中ホールに舞台幕を寄贈しているほか、沖縄サミットでは世界首脳陣へのプレゼントとして玉那覇さんの紅型が贈られている。

 展示会に先立ち同24日には内覧会と激励会が開かれた。内覧会では玉那覇さんが大浜長照市長、美ら花グループCEOの宮平康弘さんとともにテープカットを行った。5年ぶりとなる展示会では、両面染めの着物や着尺、帯、額に収められた作品など55点が展示されている。玉那覇さんは「作品は八重山のことを思って制作したもの。これからもできる限り、作品を作り続ける」と話した。

 激励会では、同展実行委員長でもある大浜市長は「作品は目を見張るものばかり。私たちはいろいろな意味で有公さんの励ましや恩恵をいただいている。これからもお元気で、ご活躍してほしい」とあいさつした。

 展示時間は10時~18時。入場無料。

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