石垣島と八重山周辺の各島を結ぶ離島航路を運航する石垣島ドリーム観光(石垣市美崎町)の新造船「PREMIUM DREAM(プレミアムドリーム)」が9月24日、石垣港に入港した。
同船はオーストラリアのタスマニアで建造され、7月25日には現地で進水式が行われた。全長32メートル、幅8.5メートル、旅客定員は245人。型は縦長の2つの船体を並行しデッキ同士をつないだ双胴船で、船内はすべてバリアフリー。八重山では初めての導入となり、八重山にある高速船の中でも最大の大きさになるという。
同社の丸尾剛社長は「プレミアムドリームは一般的な船舶に比べて安定感があり、客室も広い。八重山の海を見渡しながら、ゆったりとした観光ができる」と話す。また冬季は北風の影響で運航率が低い西表島上原航路についても、「安定したプレミアムドリームで少しでも運航率を上げて、地元の皆様の利便性が向上できればと考えている」(同)と新造船に期待を寄せる。
そのほか、クルージングやパーティーなどの企画ものにも対応していく。定期航路の就航は11月1日を予定。