石垣市制施行60周年を記念して企画された「姉妹都市カウアイ・ハワイツアー」が6月24日から30日まで実施され、8人の市民が交流を深めた。
石垣市とカウアイ郡は1963年から友好関係にあり、1999年に姉妹都市を締結。2004年からは石垣市の中学生派遣事業が始まるなど、相互訪問が活発になっている。
今回のツアーはハワイ出身の国際交流員、トロイ・中村さんが石垣市とハワイのきずなを深めたいと提案して実現したもので、トロイさんが案内役を務めた。
カウアイでは姉妹都市を締結した際のマリアン・クサカ前郡長をはじめ、中学生が学ぶカッパア高校の関係者、沖縄や石垣とゆかりのある人々が一行を出迎え、夕食会では石垣市からのビデオレターを紹介したほか、沖縄民謡の「安里屋ゆんた」でともに輪になって踊るなど楽しいひと時を過ごした。
ツアーではこのほか、ハワイ島にある国立天文台の望遠鏡「すばる」も見学。さらにハワイ大学内にある施設のプラネタリウムで石垣島と八重山に伝わる民話「むりかぶしゆんた」が映像で紹介されていることを知り、石垣島天文台が縁で交流の輪が広がっていることも実感した。
企画したトロイさんはこの8月でハワイに帰ることになるが、「みんなが楽しんでくれてよかった」とツアーの成功を喜んでいた。