底地（すくじ）ビーチ（石垣市川平）で3月20日、「日本一早い夏！最南端・八重山の海びらき2009」が開かれ、全国に向けてひと足早い「夏」の到来をアピールした。

　当日は気温26度、水温24度と絶好の海開き日和。川平の神司4人による安全祈願が行われた後、八重山ビジターズビューロー会長の大浜長照石垣市長が「天気にも恵まれ、これまでで最高の海開きだと思う。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』にも選ばれた八重山の海の良さを全世界にPRしていきたい」と開会のあいさつ。川平小中学校の児童生徒6人が「今、まさに海をエンジョイする時のスタートです。昔、すべての生き物は海から生まれた。そして母なる海に感謝し、母なる海に安全を祈る。太陽の光輝く石垣島底地ビーチより、今、ここに日本全国、世界に向けて海開きを宣言します」と、声高らかに宣言した。

　関係者によるテープカットと同時に、初泳ぎが行われ、待ちわびた子どもたちや観光客らが一斉に海に飛び込んだ。海上収穫祭では投げ込まれた果物や野菜を拾い上げ、両手いっぱい持ち帰る人もいた。初泳ぎ参加者には「初泳ぎの証」が贈られた。

　また石垣市観光協会青年部創立20周年記念事業の一環として、2月1日～3月1日に募集した「私の好きな八重山の海　図画コンクール」の表彰式も行われた。28作品の応募の中から8作品が入選し、最優秀賞には八重山養護学校中学部3年の新里凱理くんの作品が選ばれた。

　そのほかの入賞は以下の通り。小学生低学年の部優秀賞＝野村琉花さん（石垣市立崎枝小学校1年）、中川水樹さん（石垣市立大浜小学校2年）、小学校低学年の部佳作＝稲福清香さん（石垣市立大浜小学校2年）、小学校高学年の部優秀賞＝小山結希菜さん（竹富町立鳩間小学校6年）、小学校高学年の部佳作＝稲福愛良さん（石垣市立大浜小学校6年）、中学校の部優秀賞＝西表由姫乃さん（八重山養護学校中学部1年） 、中学校の部佳作＝玉城和樹くん（同2年）。

　このほか、八重山高校カラーガード部と八重山農林高校郷土芸能部、フラ・ハラウ・オ・みゆき・マヘアラニ＆いしがきフラガールズが踊りを披露。石垣島出身の歌手・RYOEIさんによる海開きスペシャルライブが行われ、会場は大いに盛り上がった。