学ぶ・知る

信号のない125キロ-石垣で日本最南端のエコサイクルイベント

島外から集まった参加者たちが思い思い自転車をこぐアースライド

島外から集まった参加者たちが思い思い自転車をこぐアースライド

  • 0

  •  

 日本最南端のエコサイクルイベント「石垣島アースライド2009」が11月15日、島内外から486人が参加して開催された。主催は日刊スポーツ新聞社。

[広告]

 アースライドは自転車に乗って石垣島の自然やまち並みを楽しみながら、互いの交流を深め、環境の大切さを考えるエコサイクルイベント。時間や勝敗を争うのではなく、設定された時間内に、自分の脚力やその日のコンディションに合った好きな距離を走りきる。昨年、石垣島で初めて行われ、今年9月には北海道、11月には東京でも開催された。

 2回目となった今年の石垣島大会は、「もっとゆっくり島内を走りたい」という参加者の声を受けて、制限時間を昨年の7時間から9時間に拡大。7時にメーン会場の舟蔵公園をスタートし、東海岸を通って北部を目指す40キロ、60キロ、100キロの3コースを基本に行われた。今回は100キロ折り返し地点の船越(ふなくや)漁港を11時までに通過した人のみチャレンジできる、島最北端・平久保崎灯台までの「ギバリヨー!コース」も新設。最大の特長である「信号がない125キロ」を多くの人が楽しんだ。

 スタート時に小雨が降り、天候が心配されたが、日中は青空が見える絶好のサイクル日和に。参加者は自転車を降りて海辺で休んだり、景色を撮影したりしながら、それぞれの時間を過ごしていた。各エイドステーションではドリンクやフルーツのほか、サーターアンダギーやちんすこうなどの特産品が参加者の疲れを癒やした。

 ギバリヨー!コースの平久保崎灯台に先頭集団で到着した渋谷和則さんは栃木県から参加。「スタートでは雨が降っていてどうなるかと思ったが、最高の天気で気分も最高。船越辺りからひざが痛かったが、景色が良かったので頑張ってペダルを踏むことができた。10年くらい前に一度、石垣島に来たことがあり、平久保崎灯台にも車で来たが、今回ははるかに達成感がある」と喜びを語った。

 石垣島出身のプロロードレーサーで、今年の「ツール・ド・フランス」では日本人初の完走を果たした新城幸也選手と、マウンテンバイク&エクステラのプロライダー小笠原崇裕選手もゲスト参加。2人は一緒に走って声援を送りながら、写真撮影やサインにも応じるなどファンサービスし参加者を喜ばせた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース