「ツール・ド・フランス」で日本人初の完走を果たした1人、石垣市出身の新城幸也選手のツール・ド・フランス出場＆完走祝賀会が市内のホテルで開かれた。主催は新城幸也八重山後援会。

　新城選手は自転車に乗ってさっそうと登場し、出席者たちの拍手の中を走り抜け、ステージへ上がった。後援会の平田勝男会長は「彼のツール・ド・フランスへの挑戦は始まったばかり。彼が今年以上に頑張るためには、皆さんの応援が頼り。これからも新城幸也を支えてほしい」とあいさつ。そして沖縄県自転車競技連盟の森兵次会長が「ぜひ石垣島から第2、第3の幸也を作っていただきたい。そして、幸也がまた来年も活躍すること祈念する」と乾杯の音頭をとった。

　新城選手のレース映像も上映され、ツール・ド・フランスで5位入賞を果たした第2ステージのゴールシーンが流れると、会場からは大きな拍手と歓声が上がった。レースを振り返りながら新城選手は「来年もBboxブイグテレコムとの契約が決まり、1年間走る。今年は今までにない緊張感の中、良いレースが出来た。来年は成績を残すことと、グランツールのジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フラ ンスを走りたい」と語った。

　そして「1年に1回しか石垣島に帰って来られないが、こうやって皆さんにお会いできることをうれしく思うし、改めて石垣島に生まれて育って良かったなと思う。僕ができることは成績を残すことなので、皆さんに応援してもらえるような走りをしていきたい。これからも応援をよろしくお願いします」と感謝と決意を述べ、出席者全員が万歳三唱を行った。

　この日は石垣市の大濵長照市長も出席。新城選手の活躍をたたえて石垣市特別表彰を贈った。