オリックスレンタカー西表島大原店・船浦店の2店舗に2月1日、電気自動車(EV)6台が導入され、レンタルサービスを開始した。オリックス自動車(東京都港区)レンタカー事業での電気自動車導入は全国初。
導入したのは三菱自動車の「i‐MiEV(アイムーブ)」。1度の充電で約160キロの走行が可能で、100%電気を使用するため排出ガス・CO2はゼロ。西表島の東部と西部を結ぶ県道は約50キロで、満充電であれば1日フルに乗ることができる。同社では「走行距離が短く、環境配慮のためにも西表島は電気自動車が最適」としている。エンジン音がなく静かにドライブができるという。基本料金は6時間7,350円と割高になるが、利用後のガソリン代は不要。
西表島大原店で行われたお披露目会で、同社レンタカー営業本部の石田義三本部長は「西表といえば国立公園であり、自然環境が一番優れている場所。環境的にはお客さまにご理解いただける。今後は沖縄本島などにも導入していきたい」とあいさつ。同店・船浦店の黒島彪社長も「安全・安心で快適な旅行を楽しんでもらうため、一丸となって最善の努力をしていきたい。電気自動車の普及を日本最南端から発信していきたい」と意気込みを語った。
年内には両店合わせて20台に増やす予定。