「2010JAL・JTA プレゼンツ JALラビッツ バスケットボールクリニック in 石垣島」が4月24日、石垣第二中学校体育館(石垣市登野城)で行われ、小・中・高校生が交流試合などを通して楽しみながらバスケット技術を学んだ。
日本航空女子バスケットボール部は1967年に同好会として結成され、1981年から「JALラビッツ」として本格的に活動。Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ機構)では2002年と2005年に準優勝している。クリニックは2006年からスタートし、シーズンオフの4月から7月まで全国各地の小・中・高校生を指導。石垣島での開催は初めてとなるが、チームは今シーズンいっぱいでの廃部が決まっており、最初で最後のクリニックとなる。
来島したのは、岩村裕美主将をはじめ矢代直美選手、大和谷智子選手、山田未来選手、井上早希選、春日流い選手、玉井里英選手の7人。八重山から約280人の児童生徒が参加した。
当日は午前に小学生、午後に中・高校生を対象に行った。午前中はウォーミングアップなどをした後、JALラビッツの選手3人に一般女子選手2人を加えたチームと小学生チームが対戦する交流試合を実施。子どもたちは背の高い選手のボール回しや巧みなドリブルに翻弄(ほんろう)されながらも真剣勝負。JALラビッツの速攻にもダッシュで挑み、パスカットするなど果敢なプレーで選手たちを感心させた。
子どもたちは笑顔で「体が大きかった」「ボールを獲ろうと思ったけどできなかった」「パスが早かった」と楽しんだ様子。選手も子どもたちに気軽に声をかけ、握手や記念撮影にも気軽に応じていた。
質問コーナーでは「何でそんなに大きくなったんですか」「毎日どんな練習をしていますか」「バスケを始めたきっかけは何ですか」などさまざまな声があり、選手たちは「好き嫌いなく食べて、よく寝ました。」「今の時期は体づくり、基礎体力をつける練習をしています」「(バスケ漫画の)スラムダンクにあこがれて始めました」とひとつ一つ丁寧に答えた。
岩村主将は「他では小学生チームに私たちが入って試合をしたりするので、こうして対戦するのは初めて。みんなボールの使い方が上手。それに人なつっこくて楽しい」と感想を話していた。
午後は中・高校生を対象に行われ、JALラビッツと石垣第二中学校、八重山高校とのエキシビションマッチも行われた。