石垣市ファミリーサポートセンター開所-県内で12番目

石垣市ファミリーサポートセンターが開所

石垣市ファミリーサポートセンターが開所

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 石垣市ファミリーサポートセンターが石垣市健康福祉センター内に開設され、7月1日に開所式が行われた。沖縄県内では12番目の開所となる。

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 ファミリーサポートセンターは、育児の援助を必要としている人と援助できる人による会員組織。子育てを助けてほしい人(おねがい会員)の要望に応じて、事務局のアドバイザーが手伝える人(おたすけ会員)を紹介し、相互の信頼と了解の上で一時的に子ども預かる。おたすけ会員はサポーター養成講座を受講した人で、預かった場合には一定の報酬を受け取る。

 例えば、急な残業や早朝出勤の時に時間まで預かり、保育園や幼稚園、塾、習い事へ送迎したり、思わぬ急用や冠婚葬祭、家族が急病の時、新しい仕事を見つけるための就職活動をしたい時などに預かったりする。リフレッシュしたい、子育てを離れて自分自身の時間を持ちたい、という時にも利用できる。

 運営は市から委託を受けたNPO法人「てぃんくる・やいま」が行う。同NPO代表の石垣初子さんは8年前にサポーター養成講座を受け、サポート事業の確立を目指して会を設立したが活動が思うようにできず休会した経緯があった。それだけに「待ちに待った開所で感慨深い。明るく健やかな子に育つよう貢献し、子育て支援の輪が地域全体に広がっていくよう頑張りたい」と意気込みを語り、これまで携帯電話などに頼ってきた連絡体制も「事務所ができたことで直接顔を合わせ、表情を見ながら話ができるので安心」と喜ぶ。

 昨年12月に事業をスタートし、これまでに「おねがい会員」=73人、「おたすけ会員」=52人、両方を希望する「どっちも会員」=1人の計126人が登録。すでに約150人が利用しているという。事務所にはアドバイザー2人が交代で常駐する。

 平日7時~19時の利用で1時間あたりの基準額は600円、それ以外の時間や日曜・祝日、年末年始、病児・病後児は700円。そのほか、利用内容によって金額設定がある。

 中山義隆石垣市長は「ファミリーサポートセンターは会員の連携をとる中継役となるのでぜひ活用してもらいたい」と利用を呼びかける。

 詳しくは、同センター(TEL0980-87-0655)まで。

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