ロングライドイベント「石垣島アースライド2011」が11月20日に開催され、472人が参加した。石垣島での開催は今年で4回目。
アースライドは自転車を通して本当の豊かさを感じ、仲間や地元の人々との交流を深め、共に環境の大切さを考え、美しい自然・音楽・文化を楽しむことを目的としたロングライドイベント。レースではなく、思い思いのペース、それぞれの目標で走ることができる。
発着点は舟蔵公園(石垣市新川)。ナビゲーターの白戸太朗さんを先頭に午前7時にスタートし、信号が一つもない40キロ、60キロ、100キロのコース、さらには最長125キロ地点を目指して自転車を走らせた。朝方、名蔵湾沿いを走る頃には雨風が吹きつける不安定な天気だったが、参加者は元気そのもの。エイドステーションではバナナやスターフルーツ、サーターアンダギーなどを補給して、再び笑顔で出発した。100キロ地点の伊原間で提供される牛汁は特に人気で「おかわりしちゃいました」と喜ぶ女性も。
ゴールゲートをくぐる時には片手を突き上げたり、手をつなぎ合ったりして喜びを表現。「楽しかった」「初めての参加で行きは大変だったが、帰りは景色を楽しめた」と満足した表情を見せていた。
その後に行われたサンセットパーティーでは6種類のそばが食べ放題で提供され、あっという間に売り切れに。石垣島出身の歌手・仲田かおりさんのスペシャルライブやエイサー集団・和琉風(とりかじ)による演舞なども行われ、盛り上がりを見せる中、来年の再会を誓い合った。
今年は10月に沖縄県がスタートした「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業」の一つに選択されたことから台湾、韓国、中国のメディア関係者も来島。今後のさらなる広がりが期待されている。